2006年頃から浸透しはじめ、いまやコンビニエンスストアの商品棚の一角を独占するようになったPB(プライベートブランド)商品。あらゆる食料品から日用品まで、各チェーンがもつPBの“統一感”あるパッケージに包まれた商品が売られている。 コンビニの店内をゆっくりと見回してみれば、「え、こんなものまでPB商品になってるの?」と驚くだろう。 画像をもっと見る ■「説明文」化する商品名 そんなPB商品だが、特にお菓子のカテゴリーにおいて興味深い現象が見られる。それは、商品名の「説明文」化だ。 通常、製菓会社が出す商品であれば、耳に残る親しみやすい商品名が存在し、その商品名は凝ったフォントでパッケージに印字され、パッケージデザイン自体も複数の厳選された候補のなかから時間をかけて選ばれるだろう。 しかし、PB商品のお菓子においては、パッケージデザインや商品名のフォントは基本的に統一されており、肝心の商品