自転車の高校生に高級外車「ベンツ」で近づいて因縁をつけ、現金を脅し取ろうとしたとして、京都府警右京署は2日、恐喝未遂の疑いで、京都市右京区のとび職の少年(19)と同市中京区の会社員の少年(19)を逮捕したと発表した。同署によると、いずれも「金の要求はしていない」などと容疑を否認している。 逮捕容疑は1日午後7時40分ごろから約40分間、同市右京区の路上で、自転車で帰宅中だった17歳と18歳の男子高校生2人に、ベンツで近づき、「お前らなんて運転してるんや。危ないんや」と因縁をつけた上、「筋を通せ。いくらもっとんのや」などといって現金を脅し取ろうとしたとしている。 同署によると、犯行を目撃した通行人が110番。駆けつけた同署員が少年2人に任意同行を求め、逮捕した。5月ごろから右京区内で同様の手口の恐喝事件が数件発生しており、同署で関連を調べている。