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ブックマーク / number.bunshun.jp (4)

  • 菊池雄星は何を信じ、何を疑ったか。二段モーション問題からの復活劇。(氏原英明)

    今にも小雨がちらついてきそうな空模様の中、菊池雄星は頭の上に乗せていたサングラスをかけた。 報道陣が増え、これから数時間後に立つマウンドへの不安を周囲に悟られたくなかったのかもしれない。 「1番いい時の力が100としたら今年はもう(100の力で投げるのは)無理かもしれません」 一通りのウオーミングアップを終えた菊池は苦しい胸の内をそう吐露して、ロッカールームへと消えていった。 8月31日、二段モーションによる反則投球が宣告されてから3試合目の登板となったこの日。エースは確かに傷ついていた。 5月からフォームを確かに変えていたが……。 菊池の投球フォームに初めてケチがついたのは、5月12日のオリックス戦のこと。真鍋審判員に「(反則投球)ギリギリだぞ」と言われたのが始まりだった。 5月からフォームを少し変えていたため、全く身に覚えがないというわけではなかったが、ひとりの審判から警告を受けただけ

    菊池雄星は何を信じ、何を疑ったか。二段モーション問題からの復活劇。(氏原英明)
    moret
    moret 2017/09/04
  • ブランド戦略で観客増のブンデス。ドルトムントに学ぶライト層獲得法。(木崎伸也)

    経営危機で失墜したブランドイメージを高めるため、マーケティング会社と契約し、生まれ変わったボルシア・ドルトムント。ゴール裏はいつも超満員だ。 「ドルトムントのイメージを特別なものにするために、統一されたコンセプトの下にキャンペーンを行なってきました」 ベネディクト・ショルツ(ドルトムントの新ビジネス部門責任者) どうしたらJリーグはライト層を取り込めるか? そのヒントになりそうな戦略が、ドイツのブンデスリーガにある。 この世界で最も平均観客数が多いサッカーリーグでは、最近、ある取り組みが流行している。それはマーケティング会社やデザイン会社と手を結んで、クラブの「ブランドイメージ」を高めること。男臭いイメージを払拭し、スタイリッシュなイメージを浸透させることで、より多くの人に関心を持ってもらおうという試みだ。 この先駆者となったのがドルトムントだ。 ドルトムント復活の陰に、マーケティング会社

    ブランド戦略で観客増のブンデス。ドルトムントに学ぶライト層獲得法。(木崎伸也)
    moret
    moret 2013/12/03
  • 野洲サッカーを育てた異端の指導者、岩谷篤人が挑む“最後の選手権”。(木崎伸也)

    身振り手振りをまじえ、野洲高校の生徒たちを教える岩谷。冬の全国高校サッカー選手権大会は、今年で2年ぶり8回目の出場となった。 今年の全国高校サッカー選手権で、個人的に注目している高校がある。滋賀県代表の野洲高校だ。 野洲といえば、2006年の高校選手権の優勝を思い出す方が多いだろう。高3に楠神順平(川崎フロンターレ)、高2に乾貴士(フランクフルト)を擁し、高校サッカーでは異例の魅力溢れるスタイルで初優勝を成し遂げた。 当時、セクシーフットボールというキャッチフレーズもさることながら、野洲を率いる山佳司監督の経歴も話題を集めた。元々レスリングの選手だったが、ケルン留学でヨーロッパのサッカーに魅了され、サッカー指導者の世界へ。教員として赴任した野洲で次々に改革を実行し、無名の公立高校を日一に導いた。山著の『野洲スタイル』に、詳しい経緯が書かれている。 野洲高校優勝のもうひとりの功労者、岩

    野洲サッカーを育てた異端の指導者、岩谷篤人が挑む“最後の選手権”。(木崎伸也)
  • “守備の華”遊撃手で最高の選手は?20年間の数字から見えた、ある真実。(田端到)

    「歴代で最も上手いショートは久慈」という定説。 '96年1位の久慈照嘉にも注目だ。昨年『遊撃手論』(久慈照嘉監修・矢崎良一著、PHP研究所)というが出版されたように、いまだに「歴代で最も上手いショートは久慈」と口にする人は少なくない。 「ショートには、捕ることと投げることを別々にやるタイプと、捕ることと投げることを同じ流れの中でやるタイプがいる。後者の代表が久慈さん」 こう語ったのは井端弘和である。普通のショートは捕るときに止まるが、久慈は止まらない、と。 宮慎也も、捕球と送球を同じ流れで行うことにこだわっている遊撃手だ。捕球するだけなら、一直線で打球に入ったほうが速い。しかし正確な送球をするためには、多少距離を損しても、足を使って回り込むように打球に入ったほうが投げやすい、という意味のことを語っている。 また、私が興味をひかれるのは、久慈が'09年から阪神の守備走塁コーチとして、鳥谷

    “守備の華”遊撃手で最高の選手は?20年間の数字から見えた、ある真実。(田端到)
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