ムネオ日記 ２００９年２月１7日（火） 朝日新聞朝刊１面の「天声人語」と読売新聞１面の「編集手帳」を読んで頷いていると、お昼、中川財務大臣の辞任会見が流れてきた。 酒飲みは都合のいい金言に詳しくなる。例えば〈ワインを飲んでいる時間を無駄と思うな。その時間、あなたの心は休養している〉。おかわりの言い訳に重宝しつつ、安息の液体は一滴たりとも仕事机に垂らすまいと思う。オンとオフが共倒れだ▼「心の休養」に熱心と聞けば、中川財務相の仏頂面にも親しみがわく。だが、ローマから届いた映像にはのけぞった。主要７カ国財務相・中央銀行総裁会議の記者会見である▼まぶたは重く、受け答えはしどろもどろ、あくびも出た。酒が過ぎたとは思いたくないが、画面の外にまで熟柿(じゅくし)がにおう、ふやけた絵だった。水を飲もうと、中川氏が隣の日銀総裁のコップに手を伸ばす様子をカメラがとらえている▼ご本人は国会で「風邪薬を多めに飲ん

ムネオ日記 ２００８年９月１４日（日） 日曜朝の報道番組は自民党総裁選挙立候補者が各局はしごしている。中身はともかくとして選挙していることが伝わってくる。一方野党の政治家も出演し自民党総裁選挙を批判するが、批判の為の批判となっている。この点、自民党の方がしたたかに総裁選挙を行っている。いや選挙戦をつくったといった方がよいだろう。 民主党も政権奪取をいうなら総裁選挙の向こうを張った政策アピール・民主党の考えを国民に訴えるべきだ。黙っていては何も得るものがない。 北海道でとんでもない話がある。　北海道が関係すする団体「北海道農業開発公社」に理事長として天下った近藤光雄元副知事が自分の報酬を倍以上に引き上げるよう提案していたというのだからあきれてしまう。道の再就職要項では、副知事経験者の年間報酬上限額を660万円内で「特別の事情があるときは道と協議すること」になっている。何とも厚かましい、横着な

ムネオ日記 ２００８年７月３１日（木） 朝、親友から「鈴木さん、共同通信の配信で『外務省職員 ホテル代１５３８万円払わず』というのが出ていますよ」と教えられ、すぐに新聞をチェックする。朝日は３８面、東京２７面、産経は２５面に大きな記事になっている。 外務官僚はホテルに格安料金で宿泊できる特権を有している。２００３年版の外務省員手帳には、次の様に割引された料金が書かれている。 ホテルのご案内（外務省向け料金）２００３．５．１現在 ● ご予約は各ホテルに直接、外務省共済組合員であることを告げてお申し込みください。 ● チェックイン時に身分証等が必要となる場合がありますので、予約時に必ず各ホテルにご確認ください。 ● 記載の料金（サービス料・消費税込、東京都内はホテル税も含）は参考までに載せています。ホテルによっては曜日・月・適用除外日等により大幅に料金が異なりますので、予約時に必ず各ホテルにご

ムネオ日記 ２００８年６月６日（金） 本日の参議院、衆議院の本会議で、「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が、全会派の賛成で議決された。アイヌ民族、関係者の皆様にとっては、格別の思いであろう。 私も平成１７年８月１８日、新党大地を立ち上げ、「大地に還り、大地に学ぶ」を党の理念とし、自然との共生、自然に対する敬い、感謝の気持ちを持つことを訴えてきた。そのことは家族、社会、故郷、国に対する愛着につながると考えてきたのである。 そして国会にカムバックしてから、２７本のアイヌ民族に関する質問主意書を提出してきたが、答弁書は、質問に真正面から答えない官僚の作文を、閣議で閣僚が中身もよく勉強せずに署名したものであった。しかし今日、国会の決議を受け、アイヌ民族を先住民族と認め、更に有識者懇談会を設置し、施策を展開するとの官房長官談話も発表された。ついに政府は、私の質問主意書を認めたのである。

ムネオ日記 ２００８年１月２４日（木） 一部スポーツ紙に、杉村太蔵代議士が私と組んで北海道一区から立つとの記事があり、そのことについてテレビ朝日、フジテレビ（北海道のＵＨＢ）、北海道のＨＢＣ、ラジオのニッポン放送「テリー伊藤ののってけラジオ」、新聞各紙からも取材を受ける。 杉村代議士とは確かに２２日に会った。その際に「北海道一区から出るのですか。無所属でもやるのですか」と尋ねると、「やります。不退転の決意です」というご本人の強い意志を承った。私から「志高く、信念を持って頑張って下さい。あなたの姿を見て、人がついてくれるか、応援してくれるかが決まるのです。全てあなたご自身にかかっています」と答えさせて戴いた。 このことは昨日のムネオ日記でも触れている。今日、杉村代議士から「日記を読みました。ありがとうございます」との丁重な電話が事務所にあったそうである。 党人政治家として、私は若くやる気のあ

ムネオ日記 ２００７年８月１４日(火) 北海道は連日３０度を超す猛暑である。お盆時期にこんなに暑いのは珍しい。お盆とともに秋の気配を感じる北海道が、今年は真夏日の連続である。 実家の大誉地(およち)も３０度を超える。昨日もお墓参りをしながら汗だくになったが、「この暑さが一カ月早ければ」と、農家の皆さんは思っていることだろう。自然のなせることに逆らうことはできない。 ただ、夏は暑く、冬は寒い、この当たり前のことを私は大事にしていきたい。「自然との共生」と口で言う人は多いが、どれだけの人が自然の摂理(せつり)を重んじ、尊く思っているか。私は大地の恵みを感じる時に、感謝の気持ちで自然と向き合って行きたいと思う。 小池防衛相が関係者との十分な相談なしに、守屋防衛事務次官を退任させ、後任に西川官房長を充てる方針を決めたことに、政府内、官邸から異論が出ている。民主主義は手続きが一番大事であり、次に中身