「東大生」と聞いて読者の皆さんが思い浮かべるのはどのようなイメージだろうか。勉強がすごくできる、官僚や弁護士になる人が多い・・・おそらく一般的なイメージはこのようなもので、スポーツとはあまり結び付かないだろう。しかし、最近になって突然、「スポーツ×IT」のビジネスで東大生の活躍が目立つようになってきた。しかも卒業生だけでなく、現役の大学生まで含まれているのだ。彼らはなぜ、スポーツ×ITに引き付けられたのか、そして勝算はあるのか。今回から3回の連載を通じて、彼らの実態に迫る。第2回は、現在、eスポーツのプロ選手であると同時に、チームのヘッドコーチとして活躍している「あるじ選手」にスポットを当てる。 ――ゲームとの出会いはいつごろだったのですか。 あるじ 自分の幼少期は「ファミコン時代」で、4歳からゲームをずっとやってきました。ゲーム大好き少年として、高校まで過ごしました。小さいころはずっと「