日本で起業するのはなぜ難しいのか――アメリカのほうが優れている点:仕事をしたら“新薬”ができそうだ(後編)(2/7 ページ) 会社経営で苦労したこと 土肥:会社を経営されて、どんなことに苦労されましたか? 窪田:新薬を開発する際、たくさんの化合物をつくらなければいけません。ただなかなかうまくいかず、会社の資金が底をつきかけたとき、社員の半分ほどが辞めてしまいました。「こんなリスクの高い仕事には付いていけない」といった理由で。そのときは苦労しましたし、悲しかったですね。でもそこは前向きに考えました。「まだ半分ほどの人は、付いてきてくれている」と。 また新薬を開発することに、疑問を感じていたのは社員だけではありません。投資家の中にも「できもしないのに、お金を集めているのではないか」という人もいました。私は「できる」と思っていたのですが、他人からみると「無理」と思っていたのでしょうね。 土肥:前
![日本で起業するのはなぜ難しいのか――アメリカのほうが優れている点](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2eb108d4e979e25ed423935b3c9dde3e725e089f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_business.gif)