IoTの背景と課題 6月3日に催されたセッション「米国におけるIoT/Big Data & Analytics活用事例の最前線~先進事例に学ぶIoTのベストプラクティス」では、米Amazon Web Services プリンシパルソリューションアーキテクトのミハ・クラーリ氏がIoTの概要を説明しました。 「IoTの定義」について まずは「IoT」そのものの定義についての再確認から。クラーリ氏は「少なくとも一つのコンピューティング機能を持っている、複雑なデバイス」「ネットワーク側に縛りがある、非常に小さな、シンプルなものであること」「数千台、またはそれ以上の数量で展開されるもの」「人的なやり取りなしに、クリティカルな用途で利用されるもの」とその定義について紹介。「現在に至るまでの過程で、マシンのサイズは改善を繰り返し、環境の中で小さなマシンやデバイスに発展進化してきた。スクリーンもキーボード
研究事例のサーベイと景気ウォッチャー調査のテキスト分析の試み 2015年6月25日 日本銀行調査統計局 岡崎陽介※1 敦賀智裕※2 全文 [PDF 600KB] 要旨 近年、経済活動と情報技術(IT)の結び付きが強くなるもとで、大規模かつ多種多様なデータ(「ビッグデータ」)が生成され、経済・物価分析に徐々に活用されるようになりつつある。本稿では、同分野における2000年代後半以降の研究動向のうち、経済・物価動向の把握を目的としたものに注目する。そして、豊富な研究例が報告されている(1)インターネット検索データ、(2)POSデータ等のスキャンデータ、(3)テキストデータを用いたものを中心に、概要をとりまとめている。これらは、速報性・リアルタイム性の高さ、これまで定量化されてこなかった定性的な情報の活用、既存のマクロ経済指標を補完するような新たな経済指標の作成・公表等といった観点で、従来にはな
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