「戦闘機が登場する映画と言えば?」と聞かれて何を思い浮かべるだろうか? 恐らく100人中99人がこう答えるだろう、「トップガン(Top Gun)」と。実際にトップガンを観たことない人ですらそう答えるかもしれない。 「トップガン」は、トム・クルーズ主演、1986年公開のアメリカ海軍エリートパイロット養成機関を舞台にした航空アクション映画だ。確かにトップガンは面白い。ほぼ全編、アメリカ海軍協力のもと現用戦闘機を飛ばして撮影したというだけあり、米海軍の当時の主力戦闘機「F-14トムキャット」の空中戦の臨場感がハンパない。音楽もいい。あの「ドゥドゥドゥドゥンドゥンドゥン」という前奏が流れるだけで全身の血液が泡立つほど興奮する。それはわかっている。そして、その公開から32年後の今、その続編映画がどうやら制作中であるらしく、トップガンブームが再燃するかもしれないのだ。しかし、世間がトップガンで盛り上が