ある日漫然と半導体アナリストの市場分析記事を眺めていたら、AMDとNVIDIAが躍進しているという趣旨の記事が出てきて興味を持って読んでみたら、かなり衝撃的な事実が浮かび上がってきて思わず詳細を調べてしまった。 記事の内容は、データセンター市場でのCPU/GPUの売り上げの推移に関するもので、Intel、AMD、NVIDIAの3社がデータセンター市場向けに供給するCPU/GPUの売り上げを四半期ごとに追いかけた形で構成されていた。GPUで強みを発揮するAMDとNVIDIAという構図は以前から感じていたが、各社の四半期の決算の数字をずらりと並べると、この2年間でデータセンター市場では劇的な変化が起こっていることがはっきりと見て取れた。 GPUノードの急増で激変するデータセンター市場 Intel、AMD、NVIDIAの3社はオープン市場で汎用のCPU/GPU半導体製品を供給している。 この2年
AIの開発に欠かせない機械学習には、GPUやNPU、TPUなどの処理チップが用いられていますが、それぞれの違いは分かりにくいものです。そんなCPUやGPU、NPU、TPUの違いをGoogleやクラウドストレージサービスを展開するBackblazeがまとめています。 AI 101: GPU vs. TPU vs. NPU https://www.backblaze.com/blog/ai-101-gpu-vs-tpu-vs-npu/ Cloud TPU の概要 | Google Cloud https://cloud.google.com/tpu/docs/intro-to-tpu?hl=ja ◆CPUとは? CPUは「Central Processing Unit」の略称で、PCでの文書作成やロケットの進路計算、銀行の取引処理など多様な用途に用いられています。CPUでも機械学習を行うこ
中国製パーツだけでPCが動く環境が徐々にだができつつある。つまり電源やケース、ファンだけでなく、SSDやメモリー、CPU、ビデオカードまで中国企業が開発・製造したパーツが登場しているというわけだ。 以前にも本連載で、中国製パーツを組み立てて、Windowsのアプリまで動く様子について紹介している(「中国独自の命令セットのCPUとパーツを用いた「完全中国製PC」でWindowsアプリが動いたと話題に」)。その後、さらに新たに中国産パーツの新しい話題が出てきたので今回紹介していきたい。 独自命令セットのCPUを開発する龍芯科技 政府からの補助金で徐々に製品を実現し、ついに上場か まず独自命令セットを採用したCPU、「龍芯」をリリースしている龍芯科技は、前回紹介した「3A5000」の後、6月に「3C5000L」を発表した。3A5000と3C5000Lの違いは、前者がコンシューマー向けで後者がサー
はじめに ブラウザ上で動くゲームボーイエミュレータを OCaml で書きました。以下のページで試せます。 デモページ いくつかの homebrew ROM も一緒になっているのでいろいろ遊んでみてください。おすすめは「Bouncing ball」と「Tobu Tobu Girl」です。最近のスマホならだいたい安定して 60 FPS 出るはずなので、スマホでも遊べます。 レポジトリはこちらです。 スクリーンショット なぜ OCaml でゲームボーイエミュレータ?新しいプログラミング言語を学ぶ過程で以下のように思ったことはないでしょうか? 簡単なプログラムなら書けるが、中規模以上のコード1をどうやって書けばよいのか分からない 発展的な言語機能2も勉強しなんとなく理解した気になったが、実践のなかでどのように活用すればいいのかが分からない OCaml を本格的に勉強し始めてた数ヶ月前の筆者はまさに
Kernel/VM探検隊はカーネルや仮想マシンなどを代表とした、低レイヤーな話題でワイワイ盛り上がるマニアックな勉強会です。KOBA789氏は、シミュレータとCADの制作について発表しました。全2回。後半は、回路CADの制作方法について。前半はこちら。 自作CADに求めること KOBA789氏(以下、KOBA789):シミュレータができたので、次はCADを作っていきます。書いた回路図がそのまま動くCADがなかなかないので、私はCADに書いた回路図がそのまま動くことを一番求めていました。 大抵の場合、回路を書くCADとシミュレータが別々になっています。まじめな回路を組むのであればそのほうが楽なのですが、だいたいタイミングチャートのかたちで表示されるんですよね。 プローブをいろいろなところにくっつけて、そのプローブの値が時間経過でどうなったかというタイミングチャートがバーッと出るわけです。たく
"Locality is efficiency, Efficiency is power, Power is performance, Performance is King", Bill Dally マルチスレッディングとは? CPUとGPUのマルチスレッディングの違いをブログにまとめていたけど例によって誰も興味なさそう— arutema47 (@arutema47) 2021年8月16日 つぶやいたら読みたい方が多そうだったので完成させました。 マルチスレッディングとはメモリ遅延を隠蔽しスループットを上げるハードウェアのテクニックです。 ただCPUとGPUで使われ方がかなり異なるため、その違いについて考えてみる記事です。 (SIMDについて並列プログラミングの観点から触れるべきでしたが、時間無いマルチスレッディングに注目するため初版では省きました。) 本記事について 本記事はCPUとG
近年発売されたNVIDIA製GPUの多くは、ハードウェアエンコーダー「NVENC」が利用できます。これは、動画のエンコードをGPU内蔵の専用ハードウェアを用いて行うもので、CPUで処理を実行するソフトウェアエンコーダーより高速にエンコードが実行できます。 このNVENCは、「GeForce RTX 20シリーズ」および「GeForce GTX 16シリーズ」が採用したGPUアーキテクチャ「Turing」世代にて、H.265形式でのBフレームをサポートしました。これにより、CPUを圧倒するエンコード速度に加え、圧縮率も向上したことでNVENCの実用性がさらに高まっています。 Bフレームとは、差分情報だけを保持したフレームで、再生時には手前のフレームと合成することで画像として成立します。これにより、各フレームに画像としての完全な情報を保持するよりも情報量を減らせるため、同じ画質ならより低容量、
結論から書くと、Mac mini 2018 モデルに eGPU : Razer Core X + Radeon RX 5700 を突っ込むと、あらゆるストレスが改善しましたと言う話です。 ストレスだったこと IntelliJ の文字入力が極端に遅いZoom のデスクトップ共有が重いOBS のライブ配信が重いCiv6 の画面が黒い影に覆われ、おどろおどろしい雰囲気にこれらが全て改善し、今のところは安定稼働をしています(Civ6 は改善しない方が生産性的には良かったのかもしれない)。 ここからは時系列での話僕は Mac mini 2018 モデルが発表された直後に、これはいいぞ!と思い即購入しました。それまではずっと iMac を乗り換えて行ってたのですが、ディスプレイが自由に選びたいなと思って Mac mini にしました。 ディスプレイは LG の 34WK95U-W と言う 5K2K (
Linuxの開発者であるLinus Torvalds氏が米Intelの「Advanced Vector Extensions 512(AVX-512)」を批判する発言をメーリングリストで行った。問題は技術ではなく、Intelの方向性にあるようだ。 Advanced Vector Extensions 512(AVX-512)はIntelがAVX2の後継として開発する拡張命令セット。512ビットのベクトル処理機能を備え、Intel Xeon Phiプロセッサ/コプロセッサ、Intel Xeon Scalableプロセッサなどで利用できる。IntelのWebサイトでは「科学的シミュレーション、財務分析、人工知能 (AI) / ディープラーニング、3D モデリング / 分析、画像およびオーディオ / ビデオ処理、暗号化、データ圧縮などのワークロードや用途でパフォーマンスを向上させることができる」
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