「やまのおこめガチャ」を企画した加藤さん(左)と仕入れ先の確保などに尽力した須藤さん(3日、山形市の東北芸術工科大で) 「米離れ」が指摘される若い人に米を炊いて食べてもらおうと、東北芸術工科大(山形市)の学生が、「ガチャガチャ」で県産米を販売するプロジェクトを始めた。持ち運びやすく、食べきりやすいサイズが魅力で、企画した学生は「ガチャガチャで楽しみながら、山形のお米のおいしさを同世代の人々に知ってもらいたい」と話している。 プロジェクトは「やまのおこめガチャ」。同大グラフィックデザイン学科3年生の加藤結香さん(21)が発案した。300円を入れてハンドルを回すと、県産米の「はえぬき」「つや姫」「コシヒカリ」のいずれかが出てくる。一つ300グラム(2合)と、食べきりやすいサイズだ。 加藤さんは昨年、授業で「山形県の秋の魅力をどう伝えるか」という研究課題に取り組んだ。様々なアイデアを巡らせるうち