東京OP開会式だったはずの今日は、劇画の日だ。1964年7月24日にガロが創刊したことからそうなったようだ。 ラーメン界に次郎インスパイア系と称される一群があるように、サブカル漫画界にもガロインスパイア系雑誌がかつてたくさんあり、私はそれらを通してしかガロ的なるものに触れえなかった。 後継誌とされるアックスは、現在でも発刊されており、これは私も何冊か読んできた。 ガロと縁の深かった赤瀬川原平さんが亡くなった後の追悼号は、アックスならではの執筆陣、またガロ時代の赤瀬川さんの漫画の再掲ありでさすがの誌面だった。 * * * 1964年の創刊自体、白土三平さんという大作家が連載の柱と成り得たからこそ成立したにせよ、ほどなくして「原稿料ゼロ」となってもガロに載ることを夢見る漫画家が引きも切らなかったというのは、そこが表現者にとっていかに特異なステージだったかを物語るエピソードだ。 80年代にガロで
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