■真・毒ガニ スベスベマンジュウガニ■ ■Poisonous Crab (Atergatis floridus)■ 寒い季節になると鍋が恋しくなってくるものですが、鍋の具材には決して選んでほしくないカニを紹介したいと思います。 頻繁にこのサイトに登場していながら、引用のみで真のスポットライトが当たっていなかったスベスベマンジュウガニです。 スベスベマンジュウガニはUMA (未確認生物) ですらなく、ふつうに図鑑に載っているカニです。 最近では歌にまでなっているぐらいですから、知名度もかなり上がっているようです。 スベスベマンジュウガニはオウギガニの仲間で、甲羅はホタテなどの二枚貝のような扇 (おうぎ) の形をしているのが特徴で、甲羅の大きさは5センチ程度です。 かれらのたいへん柔らかそうで美味しそうな名前とは裏腹に、柔らかくもなければ美味しくもなく、人を殺傷可能な強力な毒を持っていることで