畠山弘文『近代・戦争・国家』(文眞堂、2006) おすすめ。 厨先生、所説と文体は好みじゃないけど、はげしく面白かったです。つまり、要約すると次のようになるわけですね!! 飲み屋にて。 「さて、次はなにいきますか……おっ珍しい、紹興酒があるぞ。どうですか」 「うーん、ぼくは紹興酒きらいなもんで、日本酒かなぁ……あれっ、どうかしましたか」 「なんで日本酒なんですか」 「なんでって……嫌いじゃないし。それに、おいし……」 「日本酒が好きだなんて。それ本当ですか」 「本当も何も、自分が何を好きかってことくらい、わかりますよ。そりゃ酔っぱらってますけどね」 「いいえ、うそです。あなたは《動員》されてるんです」 「ど、動員ですか」 「そうです、動員です。《国家》があなたを動員してるんです」 「こっ、国家って、ま〜さか〜」 「茶化さないでください。来るべき《戦争》に備えてるんです」 「きっ、来るべき戦
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