以前、下書きのように書いた記事です。 季節外れですが・・・ ****************************** 図書館で欲張って借りたけど、全部は読み切れそうもありません。 素敵な文を見つけたので、明日返す前にここに残しておきます。 きれいな装丁に惹かれて借りました。 「空と大地の時禱書」の帯文もいいでしょう? 星や太陽、雨、風、大地に立つ木や咲く花、草、そしてそこに生きる動物や人間の営みすべてを見つめる眼差しがそのまま詩のようです。 「一月は心配性の月」というのが楽しい。 その「一月と氷」から・・・ ・・・すると今度は男の子が、窓のところに行って、 カーテンを少しまくって、こう言うのです。 「星がたくさん出てるね」 一家の主が笑顔になります。 「いよいよスケート靴の出番だな」 「寒いのが長く続くかしら」と母親がたずねます。 「星が出ているんだ、きっとそうなるだろう」 それだけ言
昆虫の哲学 作者: ジャン=マルク・ドルーアン,辻由美出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/05/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る昆虫の哲学と言われてもいったいなんの事なのかよくわからないが、著者によれば次のように説明される。『「昆虫の哲学」とは、さまざまな昆虫の哲学ではない。それは、私たちが当たり前のように口にする、「法の哲学」、「芸術の哲学」、「科学の哲学」、「自然の哲学」などと同じ意味での「昆虫の哲学」なのだ。』 そう言われてもよくわからんなあと思いながら読み進めていったのだが、分類学、社会学などなど、人類史における昆虫の扱われ方について幅広く問いなおしていく内容で、哲学といえば哲学だし、広義の昆虫エッセイともいえるだろう。たとえば昆虫やダニやクモ類の命が、哺乳類に比べると軽くみなされるのはなぜか? という問いかけも、あらためて問いかけなおして
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