「ヴェニスの商人」のポーシャというヒロインのことがずっと気になってた。 ポーシャは、裁判にわざわざ男装して法律学者としてまぎれこみ、「肉1ポンドは借金のかたに、取ってもいいけど、血は一滴たりとも、取ってはならん」という有名なせりふをはく人物である。 こういう知恵と勇気がある女性なのに、借金まみれのヒモみたいな男性に 「私の半分はあなたのもの、残りの半分はあなたのもの」 とわけのわからんことを言って、結婚してしまうのである。 で、シェイクスピアは、いったいなんで、わざわざポーシャに男装なんかさせたりするんだろうかと疑問に思っていた。 で、「シェイクスピアの男と女」と言う本を読んで、だいぶわかってきた。 シェイクスピアの男と女 (中公叢書) 作者: 河合祥一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 当時イギリスは、
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