ベラルーシ、ミンスク、BelOMO製、恐らく世界最強のレンズ(Industar f2,8/28mm)を積んだハーフサイズカメラ。そのかわり、カメラボディは写るんです並のチープさ。涙が出てきそうだ。 Agat、英語だと Agate:瑪瑙(めのう)である。私はこの意味をインダスターレンズを表すものと受け取った。インダスターは、私もすでに何本も持っているが、立体感の描写にすぐれた素晴らしいレンズだ。インダスターレンズについては、LOMO135とZorki4にいい加減なことを詳しく書いてあるから、そちらの方もぜひ参照していただきたい。 そして恐らく、Agat18Kはハーフサイズ・カメラの中では最高のレンズを積んだ贅沢なカメラである。ソビエト帝國によるハーフカメラ世界制覇の目論見を感じずにはいられない。恐らくフルシチョフが書記長をやっていた頃にソビエト共産党直々の号令で作られたのだろう、というのは私