プレシアン : [キムギヒョプのペリスコープ] ニューライトの歴史観をみてみる(3)σ (2008年8月18日の記事) 今までニューライト側の歴史叙述で最も目立った問題のひとつが日帝統治期の性格に関するものだ。この問題は主体そのものが重要なことであるだけでなく歴史を見つめ叙述する姿勢を端的に見せてくれるという点から特に検討の価値がある。 ニューライトのいわゆる'近代化論'は韓国史学界の支配談論である'収奪論'に相反するものだ。収奪論はとても広い範囲で表出されてきており、また、被害妄想的な情緒の裏づけにもなってきたため、その談論の中には幾つか不合理で偏向的な内容も混ざっているのが事実だ。 したがって日帝統治期をより合理的な視覚で見つめようという提案は望ましいことに違いない。しかも国家間の接触面が日を増して広がり厚くなる21世紀の状況において、隣の国々同士で互いの歴史を一緒に振り返る道を作ると