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ブックマーク / blog.tinect.jp (36)

  • コーヒードリッパーを知らなかった四十代男が、火傷せずにコーヒーを淹れるまで

    ちょっと個人的に新鮮な体験が出来たので、それについての経緯と所感を書いてみたいと思います。 以前にも書いたことがありますが、「自分が何を知らないのか」を知るのはとても難しいことです。 なにしろそこには、知識を求める為の「とっかかり」というものがない。知識量ゼロの状態だと、「自分には何が分からないのか」が分かりません。 必然、人に聞こうにもwebで検索しようにも、そもそも「分からないことを解決しよう」という動機自体が発生しません。 「こういうものなんだろう」という自分の知識の範囲内に、人は簡単に安住してしまうのです。 我々は、基的には、「知っている」ことをスタート地点にして、そこから少しずつ手探りをするような形でしか知識を広げていくことが出来ません。 「知らない」を自発的に、一足飛びに解決する為には、壁を二、三枚超えなくてはいけないのです。 だからこそ、「知らない」をどんどん勝手に埋めてく

    コーヒードリッパーを知らなかった四十代男が、火傷せずにコーヒーを淹れるまで
    motoson
    motoson 2022/12/15
  • 教える側には「期待」という感情は必要なく、すべきことは「分析」なのだと痛感した。

    我が家の愛犬クロは、元保護犬だ。 ルーマニアで保護されたあとドイツに移され、その後受け入れ先が見つかるも1か月で捨てられ、我が家にやってきた。 愛くるしく、頭がよく、臆病で、ちょっと頑固な、最高の家族。 しかしクロをしつけるようになって、いままで自分が「なにかを教える」という経験をしてこなかったことに気がついた。 中・高校の部活は2年生で辞めてるし、アルバイトも下っ端でいることが多かったし、まともにどこかの企業で働いていたわけでもないし……。 外国人の友だちに日語を教えたり、ゲーム内で初心者にレクチャーしたりはあるが、それくらい。 責任をもって「教える」という行為は、したことがない。 だからこそクロをしつけるなかで、「教える」とはどういうことかを考えた。 わたしの結論は、こうだ。 「教えるときに大切なのは、期待せず分析すること。応援せず調整すること。指示せず誘導すること」 「うちの子はど

    教える側には「期待」という感情は必要なく、すべきことは「分析」なのだと痛感した。
    motoson
    motoson 2022/04/25
  • 「人の話を最後まで聞く」は、人間関係の奥義。

    仕事における悩み事の一位は人間関係だという。 一口に人間関係といっても色々あるが、今日は他人とうまくやっていくという観点から役立ちそうな話をしてみようかと思う。 否定から入るコミュニケーションが普通だった若い頃 のっけから恐縮だが、若い頃の僕はかなりコミュニケーションに難を抱えていたように思う。 このコミュニケーション障害がどこに起因していたかだが、原因の一つに就労前は”否定から入るコミュニケーション”が割と許されていたというのはあると思う。 学生時代のコミュニケーション作法は真剣勝負であった。 そもそも気心がある程度しれた相手としかコミュしないという事もあったとは思うが、人を認めるという作法がそこにはほぼなく、むしろ相手をdisる事が普通であった。 例えば相手が何か主張しはじめたら 「それはおかしい」 「でも、こういう事もいえるんじゃない?」 という反論が提示される場面が多く、それをキッ

    「人の話を最後まで聞く」は、人間関係の奥義。
  • 研究職をやっていくには、会社員以上に社会性が無ければダメなのです。

    研究者と聞いて一般的にイメージするのはバック・トゥ・ザ・フューチャーに出てくる博士のような存在だろう。 社会性がなく、1人の天才が世間を気にせずに黙々と自分の研究に没頭し、世の中には存在しないウルトラ・メカを生み出す。 このような生き方に憧れる人は多いだろうし、こういう生活がやりたくて研究者を目指している人もいるかもしれない。 しかし残念ながら…この研究者像は幻である。というか実際の研究者はこれの真逆だといってもいいかもしれない。 研究者は社会性の塊のような生き方ができないと生き残れない 上に書いた事は僕の穿った意見ではない。 ”研究者としてうまくやっていくには 組織の力を研究に活かす”というを読めば、研究職をやっていくには社会性が無ければ駄目だという事がよくわかる。 このの筆者である長谷川修司さんは東大の教授だが、このに書かれている事を一言で要約すれば「研究者って…社会性が無いとや

    研究職をやっていくには、会社員以上に社会性が無ければダメなのです。
  • 今の世の中は、「言語化する能力」が高い人が、有利に事を運べる

    今の世の中は、「言語化する能力」が高い人が、有利に事を運べる。 とくに知的な仕事では、自分の思考を、他者に理解させ、そして動かす力が、とても重要だ。 要求を伝えること アイデアを交換すること 組織や人のつながりを作ること これらすべてにおいて「言語化能力」は、重要であり、「賢さ」の要件の一つであることは間違いない。 実際、かつて私が所属していたコンサルティング会社の組織長は、言語化能力の応用の一つである、「ネーミング」に非常にこだわっていた。 仕事のできる人が「ネーミング」に信じられない程こだわる理由。 人は、名前のないものについて、深く考えることはできない。逆に名前を生み出すことで、新しい概念についても考察できる。 だから、できる人はまず考察の対象の「定義」を考える。 そしてその定義に名前をつける。ネーミングは、思考の出発点だ。 時に、一つの様式の名前を決めるために、延々と数時間を費やす

    今の世の中は、「言語化する能力」が高い人が、有利に事を運べる
  • MRという仕事が不要となってしまった理由を話す。

    製薬会社の営業の人のことを業界内ではMRと呼称している。Medical Representativeを略したものである。 最近、安達さんがそれと一部関係する話題(「ピーター・ドラッカーの言う「販売が不要の世界」がやってきた」(5月14日)をアップされ、その稿で、最近、医療の現場でMRさんが減ってきていることを論じていた。 それで、少し昔のことなども含め私見を書いてみたい。 わたくしが研修医の指導をしていたもう40年以上前のこと、ある製薬会社のMRさんが中年の男性から若い女性に代わった。 その若いMRさんがミニスカートで研修医ルームなどに訪室するようになった途端、研修医が使う降圧剤が一斉にその若きMRさんの会社の薬に代わってしまった。 医局長がお前ら何をやっているのだ!と烈火のごとく怒っていた。 すくなくともこの当時、MRさんは自社の販売促進に効果があったわけである。 但し、自社製品の優秀さ

    MRという仕事が不要となってしまった理由を話す。
  • コンサルタントやってた時、重要な対人技術として『「ちがう」と言うな』と習った。

    コンサルタントのころ。対人技術を教わった。 様々なものがあったが、その中でも群を抜いて重要な技術の一つは 「会話の時、人の話を否定しない」こと。 具体的には、人に『ちがう』と言ってはいけなかった。 * 若干うろ覚えだが、客先で、こんなことがあった。 プロジェクトで、部門別の目標を立てて、発表してもらった時のことだ。 私:「では、営業部2課の目標の発表をお願いします。」 営業2課:「既存顧客を中心に、前年比10%の売上アップです。」 私はここで、おかしいな、と思った。 先日の経営会議で 「営業2課は、新規開拓を中心にした目標にしてほしい」 との指示があったからだ。 それがなぜか既存顧客中心にすり替わっている。 訂正させなければならない。 が、「その目標、間違ってませんでしょうか?」と否定するのはご法度だ。 私は思案した。 どうすれば担当者を否定せずに済むのだろう。 そこで確認した。 私:「確

    コンサルタントやってた時、重要な対人技術として『「ちがう」と言うな』と習った。
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    motoson 2021/06/08
  • 老害というのは、「自分の成功体験の再現性を疑うことが出来ない人」のこと

    この記事で書きたいことは、以下のような内容です。 ・成功体験を分析すると、大きく分けて「再現可能な部分」と「再現不可能な部分」に分けられる ・前者は「自分の努力や実力でカバー可能な要素」後者は「周囲の環境や運次第で、努力や実力とは関係ない要素」と言い換えることも出来る ・部下や後輩を指導する立場の人間は、定期的に自分の成功体験をたな卸しして、再現可能/不可能を切り分けしておくべき ・「老害」とは、自分の成功体験のたな卸しが出来ず、成功体験全てを努力で勝ち取ってきたと勘違いしている人のこと ・再現不可能な成功体験に基づいた指導を部下や後輩に押し付けるのは避けた方がいいですよね よろしくお願いします。 さて、書きたいことを最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。 以前勤めていた会社でお世話になった元上司が先日定年退職されまして、久々に電話でお話しました。 こんなご時世なの

    老害というのは、「自分の成功体験の再現性を疑うことが出来ない人」のこと
  • Amazonで「鬼滅の刃」のコミックを買ってしまったのに、どうしても読み始める気になれない。

    鬼滅の刃」が絶好調だ。 あえて説明する必要もないが、劇場版の興行収入がえらいことになっていたり、単行の売り上げがドえらいことになっていたり、最終巻を求めて長蛇の列ができたり、めちゃくちゃ転売されたり、わけわからんコラボグッズが出たり、とんでもない状況だ。 見ると、町ゆく子どもたちのマスクまでどこかで見たような柄のものになっている。 これはもう社会現象と言っても過言ではないのだろう。 この「鬼滅の刃」はすごい。 たぶんどえらい作品だ。 そんなもの詳しくなくても分かる。 ただ、「たぶん」と表現しているのは、実はまだ観たことがないからだ。 そう、僕はこの作品に全く触れていないのだ。 原作も見てなければアニメも見ていない。もちろん劇場版も見るつもりはない。 やはり、たとえ末端といえども文章を書いたりして表現活動をしている者として、こういった作品は必ず抑えておく必要がある。 社会現象は多くの人に

    Amazonで「鬼滅の刃」のコミックを買ってしまったのに、どうしても読み始める気になれない。
  • 「攻撃するために質問する人」が職場にいると何が起きるか

    ちょっと前の話なんですが、職場にて、わたしとはまた別のチームのリーダーが辞めてしまって、とても惜しいなーという気分になっています。 実力がある人でした。色んな知識を持っていて、その知識を応用するやり方も知っていて、課題を見つければその課題を解決する方法を、しかも実現可能なやり方で考えられる人でした。 ただ、私が見る限り、その人にはたった一つだけ、非常に大きな欠点があって。 それは、彼が、 「攻撃の手段としてしか質問をしない人」だった、ということなのです。 まず前提として。 来であれば、「質問」というのは、何か自分が知らないことを教えてもらう、あるいは自分が知っていることと相手が知っていることを合わせて、新しい知見を導くために使うものです。 良い質問があると話が進みますし、皆の知見が深まります。 だから質問は大事ですし、気軽に質問が出来る環境作りも非常に重要です。 その辺の話については以前

    「攻撃するために質問する人」が職場にいると何が起きるか
  • 世の中に「仲良くしなくていいよ」と教えてくれる場所が無かったな、と思った。

    「距離が近い人とは仲良くしましょう、親しくしましょう」という考え方、 もちろん間違いではないんですが、それだけだと色々としんどい弊害が出てしまいそうな気がしているんですよ。 順を追って書きます。 最近ふと気づいたことなんですが、今私がいる職場で、「仲が良い人」「親しい人」っていないなあ、と思いまして。 例えばプライベートのことまでよく話す人とか、ちょくちょく飲みに行く人とか、なんなら休日に一緒に遊ぶ人とか、昔と違ってあんまりいないんです。 ただ、それで仕事がやりにくいことがあるかとか、職場で上手く人間関係が回らないところがあるかっていうと、これが全っっっ然そんなことがないんですよね。 むしろ人間関係については過去最高レベルでやりやすい。 ちゃんと仕事上のコミュニケーションも取れているし、特段話しにくい人もいないし、情報共有の齟齬もないし、報告はちゃんとあげてもらえるし、実に快適に仕事が出来

    世の中に「仲良くしなくていいよ」と教えてくれる場所が無かったな、と思った。
    motoson
    motoson 2019/12/28
  • 子どもに「人がほめられても自分の価値は下がらない」「自然に人をほめられるようになってほしい」と話をしたときのこと。

    例によってひじょーー細かい話で恐縮なんですが、ちょっと気づいたことがあるので書かせてください。 最近次女が長女を褒められるようになってきて、軽く感動しました。 順を追って書きます。 以前から何度か書いている通り、しんざき家には3人子どもがいます。 長男が小学6年生。長女と次女が小学2年生の双子。最近長女次女も結構宿題を持って帰ってくるようになって、あの手この手で宿題をやる気にさせる方法を試行錯誤しているんですが、まあそれはその内別途書きます。 で、前からちょっと気になっていたこととして、例えば私やしんざき奥様が長女を褒めると、次女がちょっと怒った感じで「(自分の名前)ちゃんは!?」と言ってくることがあったのです。 長女に「〇〇出来てすごいねー」って言うと、横から「次女ちゃんはすごくないのー!?」とか言ったりする。 つまり、「長女が褒められた時、自分も褒めて欲しいと要求する」及び「長女が褒め

    子どもに「人がほめられても自分の価値は下がらない」「自然に人をほめられるようになってほしい」と話をしたときのこと。
  • 子ども向け番組の凄さに、今頃気付いた件。

    主にEテレの話です。 子どもが出来て変わったことというのは、それはもう大げさでもなんでもなく星の数程あるのですが、星の明るさにも等級があるのと同様、こちらにも大きい変化小さい変化があります。 その中でも、個人的には二等星か三等星くらいには重大なものとして 「子ども向け番組・子ども向けアニメを日常的に観るようになった」かつ「子ども向けコンテンツの凄さ・面白さに今頃になって気づいた」というものがあります。 私、子どもの頃は「テレビとはファミコンを繋ぐ為にある機械だ」という程度にテレビゲームに興味が傾斜していた為、アニメやら子ども向け番組を観る習慣が全くと言っていい程なかったんですよ。 ポンキッキもみんなのうたも通ってきてないんです。 テレビを観る時間があったらファミコンつけてアイスクライマーやイーアルカンフーをやっていましたし、アニメのストーリーよりもミネルバトンサーガやサンサーラナーガのスト

    子ども向け番組の凄さに、今頃気付いた件。
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    motoson 2019/06/12
  • 「働きすぎる→精神が潰れる→人に操られやすくなる→好戦的になる」の負の連鎖から抜け出すためにやったこと。

    やってしまった。 また性懲りもなく「働きすぎて→精神が潰れる」のコンボをキメてしまったのである。 ありがたい事に、最近は色々な方面からお仕事を頂けるようになった。 これ自体は当にありがたい事なのだけど、その一方で仕事をたくさん引き受けすぎて、溜まったタスクの重みで精神疲労する事が当に増えた。 今更ながら、マネジメント能力の重要性を痛感している。自己管理って当に大切だ……今回は運良くGWが来てくれた事もあり、上手に休みが取れて復活できたけど、そのまま心がミンチになっても何もおかしくなかった。 反省の意味も込めて自分自身が過労で潰れかけていた時の前兆と、疲労回復に役立った手法を書いていこうかと思う。 これを読んで「あっ、自分の事かもしれない」と思った人は、注意した方がいい。そして対策についてもしっかりと学んで欲しい。 疲れ初めの頃は過剰に好戦的になっていた。 いま思うと、ハチャメチャに心

    「働きすぎる→精神が潰れる→人に操られやすくなる→好戦的になる」の負の連鎖から抜け出すためにやったこと。
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    motoson 2019/06/07
  • 部下が報連相しない理由は、上司に報告・連絡・相談するメリットがなにも無いから。 | Books&Apps

    ちょくちょく自省します。 皆さん、報連相してますか?ないし、されてますか?新入社員の時に口酸っぱく言われましたよね、報連相。ポパイかよって感じでした。 例えば、自分のタスクの進捗状況、あるいは進捗の不調を上司に共有することは大事です。 リスクを早め早めに共有することも重要ですし、課題について手が打てる内に上司相談することも大変重要です。 「進捗ダメです」なら、ちゃんと「進捗ダメです」と言わないといけません。 リスクを自分ひとりで抱えていることは、その人にとっての不利益にもなります。 リスクを報告していれば「言ったやん」と言えるところを、リスクを共有していなければ「なんでこんなことになるまで一人で抱えこんでたんや」という話になる。リスクを報告することは、責任を移転することでもある。 だから、報連相は「プロジェクトの為」でもなく「会社の為」でもなく、なにより「自分の為」である。 うん、いや、

    部下が報連相しない理由は、上司に報告・連絡・相談するメリットがなにも無いから。 | Books&Apps
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    motoson 2018/10/16
  • 「結果を出すより、頑張っているように見せる方が重要」という価値観の元では、人はダメになってしまう。

    一昔前のこと。 ある営業会社の経営者から「みんな一生懸命やっているのに、今ひとつ成果が出なくて悩んでいる」との相談を受けた。 無論、一生懸命やるかどうかと、成果が出るかどうかはあまり関係がない。 正しい努力をしなければ、成果にはつながらない。 ただ、そうは言いつつ、私は個人的に「一生懸命やる人」に好ましい印象をもっていたので、経営者の求めに応じて、その会社の様子を見に行くことにした。 果たして、社長の言う通り、営業たちは一生懸命仕事をしていた。 中には朝早く来て、一心に仕事をし、夜遅くまで働いている人物もいた。 私は彼に「体は大丈夫なのか」と聞いた。 「大丈夫です、がんばります」と彼は言う。 ところが、肝心の成果を見ると、経営者が言うように、多くの人は、頑張っている割には、悲しいほど成果はあがっていなかった。 これだけ熱心に働いて、目標未達の者がゴロゴロいるのは、なにかおかしい。 そこで私

    「結果を出すより、頑張っているように見せる方が重要」という価値観の元では、人はダメになってしまう。
  • 子どもを持ったゲーマーが無くしたもの、手に入れたもの

    長男が生まれて11年経ちました。 現在、しんざき家は5人家族でして、私、しんざき奥様に加えて、子どもが3人在籍しています。うち1人は小5男子、2人は最近小学生になった女児双子です。 私は、育児はエンターテインメントだと思っています。子どもと接するのはとても楽しいし、と二人で育児の色んな問題に対処するのも、成長した子どもと色んな話をするのも滅茶苦茶楽しい。 人生にこんな楽しいことがあったとはなーと思いますし、家庭それぞれ事情があることは当然のことながら、もし出来ることなら全ての親が「育児はエンターテインメント」だと実感出来ればいいのにな、と思ってもいます。 ただ、それはそれとして、育児がとにかく工数をうイベントであることは間違いないので、やはり時間の使い方とか、普段の過ごし方というものは昔と随分変わりました。 そんな中、一番大きな変化は、「ゲーマーとしての立ち回り方」「ゲーマーとしての在

    子どもを持ったゲーマーが無くしたもの、手に入れたもの
  • 今の時代、「ふわっとした仕事を具体的なタスクに落とし込むスキル」だけで十分食えると思う

    どうもしんざきです。とある業界の、社員100人ちょっとの企業で中間管理職をしています。 同業他社の管理職同士で飲むことがたまーにありまして、先日は何故か「どれくらい古いパソコン用語を知っているか勝負」という、冗談抜きでひとかけらの生産性もない話で盛り上がっていました。 平成も終わろうかというこの時代に、HYMEM.SYSの記述方法についての宗教議論とか、当になんの役にも立たないのでやめて欲しいです。超楽しかった。 で、その時、もう一つ盛り上がっていた、というか愚痴の言い合いになっていたのが、「ちゃんとタスク切れる人不足」という話でした。 毎度毎度、人手が足りている、足りていないの話になるのは管理職飲み会あるあるです。飲み会の一つの焦点といっても良いかと思います。 業界にもよるのかも知れないんですが、実をいうと今、採用自体は割とスムーズにいっているという話を聞くことが多いんです。 それも、

    今の時代、「ふわっとした仕事を具体的なタスクに落とし込むスキル」だけで十分食えると思う
  • なぜ「論破」は無意味なのか。

    先日公開された記事に、『「話せばわかる」だなんて、やっぱり嘘だった』という記事がある。 たしかにそうだよなぁ、話したってわかんないやつはわかんないもんなぁ。話にならないやつだっているもんなぁ。 納得すると同時に、「だから論破って意味がないんだな」と改めて思ったので、それについてわたしなりにちょっと書いておきたい。 だいたいの場合、話してもムダである 記事の中でとくに感銘を受けたのは、この部分だ。 広島カープと巨人のどちらが優れているかは宗教論争のようなものであり、ロジックやファクトで討論して決められるものではない。民主党と自民党、仏教とキリスト教も似たようなものだ。 だから相手がどんなに論理が破綻した事をいってたとしても、ロジックを用いた知能による暴力を加えて、自尊心を傷つける事はできる限り避けるべきだ。 それは道端であった人が、変な雰囲気がしていたら殴ってよいという事にならないのと同じ事

    なぜ「論破」は無意味なのか。
    motoson
    motoson 2018/07/01
  • アーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」が死ぬほど面白いという話【GW推薦図書】

    ちょっと長文になりますが、海外SF小説の話をさせてください。 しんざきは数ある小説ジャンルの中でもSFを偏愛しておりまして、特にちょっと昔の海外SF小説が好きです。 作家で言うと、大好きなのがレイ・ブラッドベリ、オースン・スコット・カード、R・A・ラファティの3人でして、この3人の作品については(少なくとも邦訳されているものは)あらかた読んでいる筈です。いわゆる作家読みです。 ただ、そういう「大好きな作家」という枠組みとは別に、純粋に自分が面白いと思うSF小説を5作選べと言われれば、最低2冊が割込みで入ってきます。 一冊は、J・P・ホーガンの「星を継ぐもの」。私はこの作品を、およそ「古典SF小説」という枠組みの中では一、二を争う大傑作だと思っていまして、ちょうど去年の今ごろ、「星を継ぐもの」の紹介を書かせていただきました。この記事です。 SF小説「星を継ぐもの」が紛れもない史上最高傑作であ

    アーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」が死ぬほど面白いという話【GW推薦図書】
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    motoson 2018/05/02