佐野研二郎氏のグラフィック撤回 フランク・ゲーリー展 10月から東京都内で開催される建築家フランク・ゲーリーの展覧会で、主催者が、アートディレクター佐野研二郎氏制作の展覧会グラフィックの撤回を決めたことが、10日、分かった。理由は「主催者側の都合」としている。 展覧会は10月16日から2016年2月7日の日程で、東京・六本木のデザイン専門施設「2121デザインサイト」が開催。米国の代表的な建築家、フランク・ゲーリーの代表作やアイデアを紹介する内容で、佐野氏は展覧会のチラシやチケットに展開されるメーングラフィックの制作を手掛けていた。 佐野氏をめぐっては、デザインした20年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムがベルギーの劇場ロゴに似ているとして、劇場側が使用差し止めを求めて提訴。組織委は佐野氏の申し出を受け、エンブレム撤回を決めた。