職場で女性にハイヒールやパンプスの強制をやめようと呼びかける「#KuToo」。SNSなどで広がり、2019年の流行語大賞のトップ10に選ばれるなど、多くの共感を呼んだ。 【画像】黒タイツについてのアンケート調査ではこんな声が… 呼び掛けた岐阜県多治見市出身の石川優実さんは、#KuToo活動で「男性と女性で選択肢は、同じだけあるべきで、そこに健康や精神に被害がでることは見直していきたかった」と話す。 石川さんは今回、「女子生徒の黒タイツ禁止」という校則を、生徒たちの活動で廃止にした岐阜県の高校を取材した。 石川さんが訪れたのは、岐阜県高山市の県立斐太高校、明治時代から130年以上続く名門校だ。斐太高校は、ドラマにもなった伝統行事で知られている。 卒業の日、学生帽の白線と、セーラー服のスカーフを結んで川に流す「白線流し」。女子生徒たちは雪が降る中、素足に白い靴下。伝統だから、フォーマルではない