帝京大の男性教授がゼミ希望の男子学生に女子を優先するとの不適切な発言をしたとされる問題で、帝京大は4日までに、ハラスメントに該当すると認定し、教授を諭旨解雇の懲戒処分にしたと発表した。教授は経済学部所属の60代で、処分は昨年12月26日付。 男子学生本人とみられる交流サイト(SNS)投稿によると、教授が学生に「女子は基本的に採用」とメールを送った。また名前から女子と誤解したことに気付いた教授が「女だと思ったから優先的にとるつもり。男だったから聞かない」などと学生に話した音声もSNSに公開された。 調査委員会を設置して調べた帝京大は、昨年11月にこうしたやりとりがあったと認定。「教員の立場を利用したハラスメントは決して許容されるものではない」とのコメントを出した。
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