ことしのノーベル平和賞に、長年にわたり市民の基本的人権や権力を批判する権利を守る活動を続けてきた旧ソビエトのベラルーシの人権活動家と、ロシアとウクライナ、それぞれの人権団体が選ばれました。 ノルウェーの首都オスロにある選考委員会は7日、ことしのノーベル平和賞に ▽ベラルーシの人権活動家のアレシ・ビャリャツキ氏 ▽ロシアの人権団体「メモリアル」 ▽ウクライナの人権団体「市民自由センター」を 選んだと発表しました。 このうち、ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏は、1980年代にベラルーシで始まった民主化運動を率い、人権団体「春」を創設しましたが、現在はベラルーシの刑務所に収監されています。 ロシアの人権団体「メモリアル」は、1987年に創設され、ソビエト時代の政治弾圧の告発やロシアや中央アジアでの人権侵害の監視に当たってきましたが、ことし2月に解散させられ活動を停止しています。 また