5日、長野市の善光寺にある「びんずる尊者」の木像が本堂から盗まれ、その後、60キロほど離れた長野県松本市内の車の中から見つかりました。 警察は車に乗っていた熊本県の34歳の容疑者を窃盗の疑いで逮捕し、詳しい状況を調べています。 5日午前8時40分すぎ、長野市の善光寺の本堂にある釈迦の弟子の「びんずる尊者」の木像が盗まれているのを善光寺の関係者が見つけて警察に通報しました。 像は本堂の台座の上からなくなり寺の防犯カメラには1人で像を運び出す様子が写っていたということで、警察はこの人物の行方を捜査していました。 そして、5日午前11時前、松本市内で特徴のよく似た人物が車を運転しているのを見つけて調べたところ、車の中から「びんずる尊者」が見つかったということです。 警察は車を運転していた熊本県の森本晋太郎容疑者(34)を像を盗んだ疑いで逮捕しました。 調べに対して、容疑を認めているということです