タグ

ブックマーク / www.chikumashobo.co.jp (2)

  • 海をあげる 上間 陽子 著

    こんな声で話す柴山さんを聞いたことがなかったので、「よろこんでいるんだなあ」「筑摩書房のみなさんにようやくお礼が言える」と思いました。共同研究者のひとりでもある岸政彦さん、『地元を生きる―沖縄的共同性の社会学』(ナカニシヤ出版)チームのメンバー、今やっている若年出産女性チームのメンバーにようやく恩返しができると思って、とにかくうれしい気持ちで電話を切りました。 それからもずっとドタバタと過ごしていて、その後、歴代の受賞者の方のお名前や作品を見て、「当にとんでもない賞をいただくことになったなあ」と思いました。でも選んでくださった方々は、書店員のみなさん。要するに、沖縄の今に対する書店員のみなさんからの応援なんだなと思いました。この賞は私が受けたのではなく、沖縄に対する賞であり、沖縄で暮らしている私が調査した子たち――当にしんどい思いで生きていますけれど、その子たちに向けたはなむけのような

    海をあげる 上間 陽子 著
  • 荻上チキ「「マタハラ問題」への解決の第一歩──小酒部さやか『マタハラ問題』(ちくま新書)」 - 筑摩書房 PR誌ちくま

    新しい概念が発見され、社会に浸透していく。社会問題が認知され、解決に向けての議論が進んでいく。セクハラ、ひきこもり、孤独死、介護離職、ブラック企業、リベンジポルノ――。あらゆる社会問題も、最初は名前がついておらず、あくまで個々人の悩みとして処理されていた。そこに言葉が与えられ、苦悩を抱えている者が多数いるということがあぶりだされてきた。 「マタハラ」(マタニティハラスメント)は、最近になって光を当てられ、また急速に議論が進展しつつある社会問題のうちの一つだ。書の著者である、小酒部さやか氏がその立役者であることは疑いようがない。彼女は「マタハラNet」を組織し、自分自身がマタハラの被害にあったことを訴えると同時に、多くのマタハラ被害者の声を集め、それをメディアや政府に届けている。そうした活動の甲斐あって、二〇一五年は急激にマタハラの認知度が増し、政治的にも大きな一歩を踏み出すこととなった。

    movesinthefield
    movesinthefield 2016/02/05
    “「足を踏んでいますよ」と指摘された者が、「歩けなくなるではないか」と憤るようなもの。” パワハラ以外コミュニケーションの手段を持ってないんでしょう。
  • 1