菌類(真菌類)はキノコやカビなどを含む生物群であり、現代では動物や植物とは別の界に分類されています。ところが、菌類は分類学の歴史において長年にわたって「植物」として分類されていたそうで、「一体なぜ菌類が植物に分類されたのか?」「なぜ菌類は植物と違うのか?」といった疑問について、ウエストバージニア大学の博士研究員であるブライアン・ラヴェット氏が解説しています。 Three Reasons Fungi Are Not Plants https://asm.org/Articles/2021/January/Three-Reasons-Fungi-Are-Not-Plants ラヴェット氏が「科学の歴史のほとんどにおいて菌類は植物学者の領域でした」と述べるように、18世紀フランスの科学者であるルネ・レオミュールは昆虫に寄生する菌について「植物の根」と記述しており、ニューヨーク植物園は世界最大規模