地域ごとの違いにご注意ください! 最近、Jリーグの審判がすぐファウルを取るから日本サッカーが弱いのだとする言説をよく耳にします。国際舞台では少々の接触は流すため、倒れてもファウルは取れない。ところが、日本でのプレーに慣れた選手たちは、すぐ転ぶ癖がついており、球際などに弱さが出るのだとか。なるほど、確かにごもっともです。 しかし、本当にそれが原因だとするなら、選手にももう少し柔軟さを持ってもらいたいところ。日本人なら、「デカイのが小さいのを跳ね飛ばす」と「小さいのカワイソウ」と判官びいきに流れる向きもあるでしょう。しかし、「跳ね飛ばされる小さいのが悪い。貧弱貧弱ゥゥ」という発想も世界にはあるのです。受け取り方は人それぞれ、地域それぞれ。日本が悪い、世界が正しいということではなく、地域ごとの基準の違いはあって当然なのです。ならば、その違いに柔軟に対応してこそ「世界的選手」というもの。乾燥地帯の