大阪市は25日、市や日本サッカー協会などが2022年のサッカー・ワールドカップ(W杯)の会場として、JR大阪駅北側の梅田北ヤードに建設を検討している8万人規模の新スタジアムについて、W杯の開催地に日本が選ばれなかった場合でも、規模を縮小して建設する方針を明らかにした。 平松邦夫市長が25日の記者会見で表明。W杯の開幕、決勝戦には、国際サッカー連盟(FIFA)の基準で8万人以上の規模が必要なため、市などはこれまで、3〜4万人分の常設スタンドに、仮設スタンドを増設して計8万人規模とする計画を立てていた。平松市長は「(日本が選ばれなければ)8万人のスタジアムがいる、ということではない」として、常設部分のみの規模で建設する考えを示した。 W杯開催地は12月2日のFIFA理事会で決定される。