ドイツ東部ドレスデンに設置された選挙掲示板(2019年8月29日撮影)。(c)John MACDOUGALL / AFP 【11月3日 AFP】ドイツ東部ドレスデン(Dresden)市は先週、極右の台頭が懸念される中、「ナチス(Nazi)非常事態」を宣言した。 ドレスデンは、イスラム嫌悪の反移民団体「西洋のイスラム化に反対する愛国的欧州人(PEGIDA、ペギーダ)」発祥の地で、同団体によるデモが毎週行われている。9月の地方選でも、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が得票率28%を獲得した。 ドレスデン市議会は10月30日、「ナチス非常事態?」と題した極右過激主義に反対する決議案を可決。決議案を提出した左派政党「党(Die Partei)」のマックス・アッシェンバッハ(Max Aschenbach)市議はDPA通信に対し、「この街はナチス問題を抱えている」と語った。 決議案の内容は、