元西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)遊撃手で、引退後は辛口の野球評論家として親しまれた豊田泰光(とよだ・やすみつ)さんが14日、誤嚥(ごえん)性肺炎のために亡くなったことが15日分かった。81歳だった。茨城県出身。通夜は23日午後6時、葬儀・告別式は24日午前9時半から、いずれも東京都品川区西五反田の桐ケ谷斎場で。喪主は妻・峯子(みねこ)氏と長男・泰由(やすゆき)氏。 【写真】1956年の日本シリーズで4勝2敗で巨人を破って初の日本一に輝き、MVPを獲得した豊田さん。獲得した車の前で笑顔 1952年に水戸商高の主力として夏の甲子園に出場。選手宣誓を務め、翌年西鉄に入団。守備よりも打撃が評価され、1年目から遊撃手のレギュラーとなり、115試合で27本塁打、打率2割8分1厘で新人王を獲得。56年には巨人との日本シリーズでMVPを獲得、以後57年は優秀選手、58年は首位打者と西鉄黄金時代