Appleの調子が良くない。それは現地時間26日に発表された、2016年度第3四半期(4ー6月)の決算からも明らかだが、一方で今後に可能性が感じられる部分もある。増加の一途をたどる、研究開発費の存在だ。 iPhoneが発売された2007年における研究開発費は、約8億ドルという水準だったが、そこから同項目での計上は膨らみ続け、2012年には約30億ドル、最近9ヶ月で費やした金額は、なんと約75億ドルにまで増大している。ここから読み解けることは、Appleが主力製品であるiPhoneに対して、今後過度な期待をしていないということではないだろうか(もちろん、iPhoneに搭載する次世代技術の研究開発もあるだろうが)。 それを裏付けるように、決算発表では、業界注目のAR技術に対して、Appleが多額の投資をしていることが明かされた。話題のアプリ「ポケモンGO」でも利用されている同技術について、ティ