ウォルター・アイザックソンの著書『スティーブ・ジョブズ』でアイブは、「ジョブズに手柄を取られた」という発言をしたと話しているが、アイブも同様のことをしている。外からは見えないが、実際は彼の部下が(仕事を)やっていることが多い。ジョナサンの属する工業デザインチームには、とても優秀な人たちがいるから、そろそろ彼らのチャンスだと指摘をする人もいる。 ――アイブはジョブズの死後プライベートジェットを要求し、クックも取締役会もそれを拒否したという逸話もあります。 世間的にジョナサンはアップルになくてはならないと思われており、クックは何があってもキープしなければいけない人材と思っているだろう。が、それだけ有利な立場にいる人物を会社に置くのは、反面リスクが高い。アップルがジョナサンの言いなりになるとは言わないまでも、それに近い状況になってしまう可能性がある。 ――その一方でクックはCEOになってすぐ、「
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