「まるで大人と子供が戦っているかのようだ」 試合中盤にはそんな声も記者席から飛び交ったほどの、フロイド・メイウェザー(アメリカ)の圧勝劇だった。 9月14日、米国ラスベガス。“近年最大のビッグファイト”と言われたメイウェザー対サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)のWBA・WBC世界スーパーウェルター級王座統一戦は、蓋を開けてみれば無敗の5階級制覇王者メイウェザーの独壇場に終わった。 立ち上がりからいつも以上に軽快に動いたスピードスターは、序盤にあっさりとペースと制空権を掌握。緊張からか動きが固かった23歳のアルバレスを完全に空転させ、思うままにジャブをヒットさせて行った。 意を決したメキシコの若武者が前に出てパンチを振り廻すシーンもあったが、“歴史的”とまで評されるディフェンス技術でまったくクリーンヒットを許さない。中盤ラウンドにはメイウェザーが逆に強烈な右のパワーパンチを打ち込み、
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