公園で足を虫に刺された赤ちゃん。赤くなっていたのでママが市販薬をつけたけれど、気づくと赤ちゃんが足などをかいている。市販薬でのケアを続け、様子を見ていたら、そのうち顔も体も真っ赤に。赤ちゃんは痛がって激しく泣き…。 これは、「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(ぶどうきゅうきんせいねっしょうようひふしょうこうぐん)」かもしれません。皮膚や鼻の穴などのひっかき傷やすり傷に「黄色(おうしょく)ブドウ球菌」が感染することで発症するもの。ブドウ球菌の中にある「皮膚剥脱毒素(ひふはくだつどくそ)」が血中から全身に回り、皮膚が赤くなってやけどのようにむけてきます。首やわきのした、もものつけ根から、顔やおなか、背中まで真っ赤になることも。ただれた皮膚に触れられると痛いので、赤ちゃんは激しく泣きます。