ふと、どんなコントのネタが好みなのか自省してみたくなった。 脳内のライブラリを振り返ってみると、アルコ&ピースの「ボウリングのハイスコアを買い取る業者」や「体育館の天井に挟まったバレーボールを除去する業者」、チョコレートプラネットの「開けにくいポテトチップスの袋を開封する業者」のような、あり得ない設定の業者に説得力を持たせたネタが好きなのだと気づいた。 ここで強調しておきたいのは、コントを演じる二人が設定に違和感を抱かないままネタが進行するという点だ。非現実的な業者は所与のものとして受け入れられており、利用客との間であるあると思わせるやり取りがツッコミ不在のまま繰り広げられる。そのギャップにユーモアを感じてしまう。 これと同じことはAVの好みに対しても言えるのではないか。連鎖的にそんな思考に至った。 アナウンサーが性交しながら淡々とニュース原稿を読み上げるAV。ナースが治療の一貫として当た