「王道」も「邪道」も使ってJavaScriptのメモリ消費を抑える また、紀平氏は、JavaScriptの速度の問題についても説明。JavaScriptが重い理由としては、主にアルゴリズム、JIT(Just In Time)、GC(ガベージコレクション)の3つがあるという。 アルゴリズムが重いのは設計が悪いということなので、黙って設計を直すしかない。次に、本来は速くするための技術であるはずのJITが重いという場合、考えられるのはevalを使ったり、クロージャを生成していることだ。毎回JITのコンパイルを呼び出すようなコードを書いてしまうと、こうした問題が起こり得る。ただし、これはツールを使って容易に検出できるし、直すのもそう難しくはない。 「アルゴリズムやJITが重いという状況は、それほど問題にはならない。もっとも厄介で、JavaScriptが重くなる最大の原因は、GCにある」(紀平氏)