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ブックマーク / akouroushix.hatenablog.jp (40)

  • 三百代言と「あこう浪士偽弁護士事務所」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世に様々仕事などあるところで、真っ当なのからかなり如何わしいのまでそれは多様に取り揃えてございます。 釣り師といいますのは職業ではございませんで、魚を獲る事で生業をなすのはこれは職漁師の領分、釣り師といいますと魚を釣る事に他人様よりよほど固執したところの蕩尽者のことですから、くれぐれも漁師の方とお間違いなきよう取り計らいをお願いするところです。 「師」と名の付くもの、詐欺師・山師・地面師などとあまり褒められた扱いは受けぬものでして、いずれもひと山当たるか当たらぬかの瀬戸際で成り立つものでございます。 これが同じ「し」でありましても「士」と成りますと、公的な資格となって権威がございますし、世間の扱いも雲泥の差、天地ほどにも違うのですからゆめゆめ間違いなど有っては成らぬ事なのです。 「士」がふらりと自転車を揺らしながらやって参ります。 この士は弁護士でこれから数時間は世間話と肝心の用向きに付き

    三百代言と「あこう浪士偽弁護士事務所」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/03/05
    相談乗ってもらうにはあこうでないと駄目ですか?もう少しして豆鯵なら私でもご用意出来そうなんですが・・・
  • 「勝馬」の爺さんの競馬予想 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    同じ釣りをするにいたしましても、そこは上手と下手ということでございまして、衆目の納得するところで、容赦なく分けられるのです。 これは釣りに限った事ではありませんで、何事も上手、下手の仕分けが行き届いております。 上手と言いますと最初からそうであったかと言いますと、どうしようもない天才を除いて、どちらもやはり駆け出しと言うのはあるものでございまして、浪士の野朗がまだ釣りを始めて間が無いころのことでございました。 「土手の柳は風任せ、可愛あの子は口任せ」などと、いい加減なパチンコ屋さんの店内放送が二時間おき位にはまだ有った頃、ここ福山にはまだ福山競馬が存続しておりました。 馬主別当の君さんの手引きで勇躍競馬場にいきます。そこは博打場でありますからさぞかし殺伐としたとこだろうぐらいには思っております。荒くれ者に鉄火場の緊張感、森の石松に八尾の朝吉、我らが座頭市に唐獅子牡丹を背負った建さん、さぞや

    「勝馬」の爺さんの競馬予想 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/02/25
    年齢と共に面白いと感じるものが移り変わっていきますが、もう興味を持てなくなった少しの寂しさと、自分の穏やかな変化に気づいた嬉しさに不思議な気持ちになります。死ぬまでこれを繰り返していくんですね。
  • お山は逃げんでのう、惑うのは人間ばかりじゃ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    ここ福山は瀬戸内海の真ん中辺り、大阪と九州方面から満ちの潮がぶつかるところで、これが引きの潮とも成りますと正反対にそれぞれの方向に逆戻りするのですから、ここはまさに真ん中近辺なのでございます。 この真ん中近辺といいますのは案外厄介なもので、海水の循環が上手くありません。 つまり暖かな海水があまり入ってこないのですから、海水温が上がらない。それに連れて魚の活性も上がらないと成るのですから、釣り師は頭を抱えることとなるのです。 魚のいが悪い季節の釣り師はさぞかし陸に上がった河童だろうと思われるのでしょうが、これがどうしてこと釣りに関してはめげるものではございません。 ある者は道具の手入れや仕掛けの算段、ある者は不足のものなどの準備などと忙しく立ち回るものでございます。余った時間など不足の無いところで新しい着想で釣りを企てる者など、あらぬところに顔を出したり、怪しげな占いを読みふけったりと

    お山は逃げんでのう、惑うのは人間ばかりじゃ - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/02/19
    そうか、もう来月には筍の季節なんですねー。これは楽しみですね(笑)天ぷらにするのが一番好きです。
  • 牢名主と若頭、ふんどし担ぎで成り立つ釣場 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    いま少しの辛抱をと言う季節になってまいりまして、魚も人間も活性が上がるまでにはあとわずかの日数を数えればと言う季節になってまいりました。 世の中そりゃぁ活気が有るに越したことは御座いませんで、しょぼくれた湿っぽいところではいかにも貧相でいけません。 賑やかで元気そうに繁盛するところにはそれは人も金も集まるものでして、その賑やかさにもちゃんとした裏づけが有るもので御座います。 結構賑やかな店など参りますと、番頭格の人が睨みを効かし、手代格が的確に指示を飛ばし、後は淀みなく仕事をこなすと、無駄なく一連の流れが出来ておるもので御座います。 釣場にも活性のある釣場と、貧乏神の寄り付かぬであろうと思われる大層貧相な釣場があるもので御座いまして、それぞれ釣り師の配置が上手く行っている所とそうでない所でその差が出て参ります。 釣場と言うのはどこも水を打ったように静かなものでして、息を凝らして魚と対峙して

    牢名主と若頭、ふんどし担ぎで成り立つ釣場 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/02/10
    牢名主!(笑)
  • 釣りをじゃま立てする「三匹の爺」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    日常と申しますのは、有る物が有るところに収まって波風が立たぬことをいうのでありまして、これに何かが無くなったとか突然何かが現れたりいたしますと、風雲急を告げたところで違和感に世間が騒ぐので御座います。 冬場の手慰みに竹竿を作ろうと手下共と伐り出した竹を乾燥させるために、束ねたところで林立させます。寒風に程よく晒すのが具合のいいところで、頭などはもうすっかり完成したところで回っておりますので、製作途中を省く誠に都合のいいところで心地よくなっております。 自分勝手に心持ちの良いところで油断の一つもしておりますと、この林立した竹が波風を立てることとなって参りますので用心しなければなりません。 日常の中に竹の束を立てられた町内の衆、ばあさんは背中を搔く孫の手を止め、野生のはあくびをやめ、あれは何ぞやとすぐに成るのですから余程暇なのか好奇心が旺盛なのか、竹の顛末を早速探りに参ります。 好奇心は有れ

    釣りをじゃま立てする「三匹の爺」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/02/06
    ジワリと距離を詰めるご近所さんに、これ幸いと杖を作ろうとするお年寄り達。狙われる浪士さまの竹。
  • 「侘助」の釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    「寒椿」と言うのは白い雪の中で凛としたたたずまいが健気で、好きな花の一つだ。 どうした訳か子供の頃寒い中でも清楚というよりも存在感の有るその花の前まで行くと、がさつな身でも思わず足を止めて見入るぐらいの力は持ち合わせているので、それは不思議な気を引く花で御座いました。 年端の行かぬ時分でそうであったので、その頃刷り込まれた鮮やかな印象は大人になっても消えるものではなく、賢覧豪華な花や清楚な花など数あるところですが、何が好きかといわれれば、やはりおろそかにできない位置に寒椿を持ってくるのですから、明らかな根拠は無いのですがやはり好きな、人の気を引く花いうことになって参ります。 「ミタ」さんという人が有って五十と呼ぶにはちと可哀想なのですが、頭は白髪が容赦なく目立ってこちらは余り可哀想で無いところで足蹴く釣場に通う、これは釣り師で御座います。 ミタさんというのは親愛の情を込めた愛称で、名は御

    「侘助」の釣り師 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/02/03
    花言葉は「謙譲」「申し分のない愛らしさ」
  • もう勘弁してやってはどうかい! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    さてお立会い、何の変哲もない一枚の写真此れがどうしたと怪訝な顔をされるところですが、此れがどうこうするのですから世の中退屈はしないように出来ておるところで御座います。 さてこの車、何処にでも転がっていそうな古い物ですが、これがそんじょそこらにある古いものと一緒にされたのではかなわない、何しろ丁度50年目を迎えたところで大往生、ここ20年来夏には強力な暖房がよく効いて、冬には凍死体の製造機などとも呼ばれる冷房がこれまた容赦なく効くという、誠に不都合を絵に描いたような代物なのです。 そうあの携帯電話をたびたび海中に落とした高下君の車です。サニーの50年前式という代物で、この度あえなくご臨終と相成った次第、これを評して「JAFいじめ」の究極のお手とも言う人があって、これまでたびたびご厄介になったところだが、高下君にいたってはエンジン乗せ替でまだ鞭打つらしい。 「まだまだこれからですよ・・・」

    mshimfujin
    mshimfujin 2017/01/31
    残念お嫁入りできませんでしたか。これはもう一生添い遂げるしかないですね。
  • 猫寄せの久良やんはかく語りき! 墓暴きの顛末と言い訳 (1) - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    (前編)吉備の歴史が変わる!中国地方最大の飛鳥時代の王墓墳「猪ノ子古墳」。 はじめてお目にかかります、久良(くら)でございます。このブログを楽しみに読まれている方々に、あこう浪士さまのブログジャックをしましたことを、心より深くお詫びする次第でございます。 浪士さまの強力なご推奨をいただき、私が主張しております「飛鳥時代・吉備福山中枢説」を掲載させていただくことになりました。そのようなことには興味がない、とおっしゃるかたも多いのではないかと存じますが、ご容赦頂きますようお願いする次第でございます。 浪士さまに墓暴きと揶揄された私が、福山市教育委員会に古墳調査を働きかけた目的は「壊れかけている広島県史跡・猪ノ子古墳(いのここふん)の修復と復元。飛鳥時代の中四国・吉備の中枢は福山地域である、ことをより確実にすること。」にありました。 しかし、備後が吉備の国であり吉備後国(きびしりのくに)から変じ

    猫寄せの久良やんはかく語りき! 墓暴きの顛末と言い訳 (1) - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/01/28
    フィールドワークを大事にしてる方は、どうしても墓暴きになってしまうんですね。(笑)
  • 感想文・反省文に起請文、懺悔せよと釣り師に迫ったのだが! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    寒さも厳しくなったところで釣場も閑散といたします。釣り師などといいますのは粋がって釣り場に赴く者と、だんまりを決め込んでもっぱら頃合を計り気候がよくなるのをひたすら待つという奴に分かれて参ります。 どちらも今釣るか後ほど釣るかの違いで御座いまして釣り師はやはり釣る事しか考えておりません。 さても積み重なったものなり、先日ブログの記事数が250記事を越えておりました。 釣場のあれこれ、戯言ばかりでお笑いいただいたところですが、最近ではあの事は書いたか書かなかったか、とんと定かではありません。 ここは一番、全部読み返して生き恥ををさらえる事をしなければどうにも具合が悪い。 それには少々時間稼ぎをしなければいけないのだが、何か良い手は無いかと思い巡らすうちに・・・・あった! 「なあ高下君、恥ずかしき事の数々ブログで晒されたところだ、どうだね感想文・反省文の一つも書いて人生やり直したらどうだい」

    感想文・反省文に起請文、懺悔せよと釣り師に迫ったのだが! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/01/22
    オールスター勢揃いの、豪華な予告記事でした!
  • 「といち」 じゃあないよ 「まばたきいち」だよ前川くん! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世の中には誠に奇妙奇天烈、その上複雑怪奇なことが有りますもので、よほど注意を払わねば、けつの毛まで抜かれる羽目となって参ります。 先日もなにやら耳障りのいい事を申しますので携帯屋に出向いて参りますと、ああだこうだと能書きに責任回避の言い訳をまぶして、挙句巧妙に小銭を巻き上げる算段を凝らしているのですからいけません。 やたら複雑な仕掛けを親切で覆い隠しているのですから、油断した日にはあっという間の丸裸、とても米の飯にはありつけなくなります。 世の中は様々な決まり事や掟でがんじがらめのところ、おおよその常識の範疇に入っておりまして、何の疑いもなく日常は過ぎて参ります。 ところが中には驚くような約束事が有りまして、普通の生活をしておりましたら一生お目にかからぬ生き馬の目を抜くようなやつが潜んでおるものなのです。 「浪士さん針を一分けてくれん、忘れて予備が無いんじゃ」 「おお、二でも三でも得

    「といち」 じゃあないよ 「まばたきいち」だよ前川くん! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/01/13
    すごい金額ですね。これは控除もありそうです(笑)
  • 「庄屋の娘もゆうてみにゃあわからん」それで駄目なら「二度三度」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    寒い時期と成りますと魚の活性は落ちてきます。ただこの季節をここぞとばかりに動き回る魚もありますから、釣り師は退屈いたしません。 寒いということに成りますといきおい人間の活性も落ちる事と成りまして、釣り人の数も減って参ります。 この時期は余程の好き者か、世間知らずの下手糞の登場と成るわけで御座いまして、前回に続いてまた下手糞が現れる事と成って、世間様のひそやかな笑いを誘うのです。 「石川や浜の真砂は尽来るとも世に盗人の種は尽くまじ」と かの石川五右衛門先輩が仰るところですが、種が尽きないのは盗人ばかりでは御座いませんで、ひとつ釣り師も例外では御座いません。 水の中の魚を得たいと願うのは大古から人間思うところは同じで、苦心惨憺あの手この手を編み出しては翻弄されて参ります。 なにしろ此れで絶対釣れるという最終兵器はいまだ持ち合わせていないのですから、新手の挑戦者は無尽蔵に湧き出て参ります。寄る年

    「庄屋の娘もゆうてみにゃあわからん」それで駄目なら「二度三度」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/01/11
    人に教えるのもまた楽しいんですよね。弟にサビキしかできないのに偉そうに講釈たれてたなぁ。
  • 「あんたの子供は隣の畳屋の親父に似ていないか?」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どちら様も初春のお喜びを申し上げるところです。 随分と遅い間の抜けた挨拶ということで御座いますが、ほとんど哀れな置かれようの釣り師で御座いますから、哀れな野朗の精一杯の気の効いた挨拶などとお笑いいただければ、事は波風の立たぬところと成って参ります。 釣り師の正月などといいますのは、喰って飲んで寝て釣るという面白くもなんともない事の繰り返しなのですが、当の人はこれさえ邪魔立てされなければ至って機嫌がよいのですから、かなり単純に出来ております。 さてここは穏やかな日和の新春の釣場と言う事で御座いまして、いつもの年季の入って少しばかりくたびれの出た釣り師に混ざって、何度か顔を見せた事のある大層下手糞な青年も混じっております。 青年は何を商っておるのでしょうか営業職だと申します。 優男とはこのことで御座いまして、細いからだで釣り道具がどう見ても重そうに身体にまとわりついております。つまり非常に均

    「あんたの子供は隣の畳屋の親父に似ていないか?」 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2017/01/08
    チヌ懐かしい。小学生の手のひら大しか釣れなくて、母に差し出したら食べる所あるかな?と苦笑いされました。あけましておめでとうございます。須磨の海での思い出が蘇るこのブログが大好きです。
  • 今年の最終記事ですどちら様にもお世話に成りました - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    師走といいましてどちら様もさも忙しそうに立ち回るのですから、それは適当にあおられる事に成って参ります。 さも忙しそうに振る舞いませんと相手を傷つけてもいけません「ああ忙しい」などと申しまして胡坐をかいたりしておりますと、まだ片付けが手付かずだったりしますから油断して世間様と適当に遊んでいる暇など無くなっております。 「大家さん、先日は勝手に記事にさせてもらったで、今後も無慈悲に書く積りなんで覚悟の一つや二つはしてもらう始末、よしなに」 「ああ 何ぼ書いてもえで」 と歯牙にもかけぬ自動車博物館の館長に事後報告です。 ああだこうだがあって 「金に詰まったところでマンションの一つもくれ」と申しますと 「一つはいけん、二つならあげる」 「いや二つは店子の数が多くなって管理が難しい、そこは後生だ一つくれ」 などとじゃれあうのですから片付けなど一向にはかどるわけはありません。 さて今年も皆様方にはお叱

    今年の最終記事ですどちら様にもお世話に成りました - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/12/30
    じゃれ合うおじ様2人が可愛い…。今年は浪士様のブログに素敵な時間をたくさんいただきました。ありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
  • 細工用の竹を算段しに参りました。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    暫く更新を休んだところですが、体調などの事ではなくこの冬仕込む竹などを算段しに藪に籠もっておりました。 竹などは活性の高い時は勢良く水分を吸い上げるものでして、寒くなりますとこの量が少なくなって参ります。 この頃合で竹は切るものでして、虫など付かないこの時節が実に都合のよろしい事と成って参ります。 竹を切ると申しましてもそこはおのおの個性の出るところで、後先考えずにとりあえずなぎ倒すのから、余分目にひたすら長く切り出すもの、はたまた人の切り出した竹に目移りがしてくれくれと「物貰い」に徹する者など、頭の数だけ切り方が違うのですから面白う御座います。 労働者階級の森川君など切り口の竹の皮がめくれ上がっておりまして、これでは弱い上に先々細工するのに不都合な切り方と成っております。 黙って好きにさせるのですが、この先痛い目に合ったところで切り方を注意しておればと思い当たるのは必定なのです。 まあ、

    細工用の竹を算段しに参りました。 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/12/22
    まさ竹を割ったような性格の加賀さん。
  • 墓暴きの久良さんは 「このブログは新手のプロレタリア文学の匂いがする」と言うのだ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    のっけから墓を暴くなどと、およそ世間様では怪訝な顔つきでみられる、それこそ神をも恐れぬ、その上天に唾する傍若無人な事で御座いまして、これに手を付ける者などといいますのは、いかに好き物といえどもめったに出会えるものでは御座いません。 久良さんは長くデザイン関係に携わった人で、こちら福山では結構知る人が多い。 広告代理店を経営して、早くからタウン誌を発行するなど社会の先取りをしたし、行政に働きかけて福山を「ばらの街」にしようと企てたのも彼の仕業という事になる。 中肉中背でやや小柄な彼は片方の肺がない。癌で摘出したのでいまは文字通りの片肺飛行ということである。 この久良さんがひょんなことから「墓暴き」と言う趣味に取り付かれてまいりまして、「また途方もない事をはなえて」と世間を姦しくするので御座います。 墓を暴くのにはそれなりの理由が合った事で、病後生まれ育ったところに引き込みます。何やかやで目出

    墓暴きの久良さんは 「このブログは新手のプロレタリア文学の匂いがする」と言うのだ! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/12/14
    墓暴きが趣味って…!と読み進めてみたら、納得でした(笑)
  • お巡りさんと養命酒と釣り師  - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    酒は百薬の長と申しまして、どちら様も身体にいいなどと言い訳をしつつ、思わず頬が緩んで参るところで嗜まれております。 何ですな、この酒と申しますのが大層な種類のあるところで、甘酒から猿の苔酒まで様々工夫されておるところで御座います。 国によっても各種民族様それぞれに準備されるところと成って、それぞれ頬を緩めておるのですから、人様と酒と申しますのは切っても切れない悪の縁のようなものなので御座います。 若い衆が有って、やんちゃなのですが大層釣りが好きと来ております。 何でも運送業とやらで、暇に飽かしては釣場に顔を出して参ります。 遠方にでも運送の仕事で赴くのでしょうか、しばらく顔を見ないと思ったらまた立て続けに来るという按配で、不定期に集中して釣りをして参ります。 若い衆にしては結構な腕前である事で、元々才能が有ったのかと思うぐらいですから気楽にひょいひょいと海中から魚をつまみ出します。 話好

    お巡りさんと養命酒と釣り師  - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/12/12
    猿の苔酒!上手い!
  • さすらいの忠兵衛 波止場の巡回 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    どの世界にも「主」と呼ばれる、下手をすると化け物に近い評価をされるものが有るところで御座います。 まあ大概が場を仕切る、その場の親分扱いと言う事で御座いまして、何事もこの人の顔色を卑屈に伺うと言う事で折り合いの付くところで御座います。 今のところ太平洋の主が第七艦隊ならば中国の主が習さん、ロシアの主はプーさんと、収まりのついているところで、おうちの主は山の神、会社の主は社長さん、波止場の主は「さすらいの忠兵衛」という事になるので御座います。 この主といいますのは時として変わって参るものでして、トランプだかスランプだかの、新参者も現れるのですから周囲にはよほど注意を払わねば成らぬところです。主もおちおちと胡坐ばかり搔いている訳には参りません。中には占い師の後ろ盾がある主もあるのですから、余程主と言うのも様々あることです。 いつの頃からか皆のはっきりした記憶は無いところだが、釣り師を運ぶ渡船場

    さすらいの忠兵衛 波止場の巡回 - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/12/08
    文章を読んでから、アイキャッチの招き猫をもう一度見てナルホド。苦肉の策の絆創膏でしたか(笑)
  • 釣り師は短気でないと勤まらないのか - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    世に定説と言うものが御座います、それぞれ納得して従っております。 釣り師といいますと、短気であると言うのは通り相場と成っておりますところで、定説まがいで際物扱いされるところで御座います。 さて短気などと言いますのはかなり気ぜわしく思われるのですが、ところがどうして辛抱強く粘る短気などと言うのも有るのですから世の中様々なのです。 一般に短気などと言いますのは、「ええい面どくせぇ買え買え」などと申しまして金を払ったはいいが「はて!何を買うんだ・・?」などと思われるのですが、これはただの粗忽と言いますもので、短気とは兄弟分であっても兄弟ではないのです。 気が短くてつい手が出るのも短気な奴の仕業と思われておりまして、中にはとにかく殴っておいて「はてなんで殴ったのか・・?」などと気の早いのも御座います。 これなどただの乱暴者・粗暴と呼ばれるもので、とても短気の親戚筋ではありません。 近江さんはかなり

    釣り師は短気でないと勤まらないのか - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/12/05
    家引きの職人さん。大きな事故につながるから判断も早く道具管理は的確に。現場は迫力あるんでしょうね。
  • 釣り師は好色でないと勤まらないのか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    おい!お前さんは好色だろうとのっけから言うのですから、修行もいよいよ越境に入ったか等と思っておる釣り師は戸惑うのです。 好色などといいますものは少しばかりの心当たりはあるところ、しかし世間様から後ろ指を指される程の事では御座いませんで、ほんの少しの心当たりなのです。 何しろ好色でなければ釣りなど成り立つわけは無いのですから、そうおおっぴらにその上声高に言われますと、思わずあたりを見回すと言う事に成ります。 釣り師は好色であるとは世間様でささやかれるところ、いささかも否定するところでは御座いません。はい確かに好色であることには違いありません。 ここで申し添えるところですが「スケベ」なのと「好色」なのは少しばかり趣を異にするところと成っておりますもので、己の名誉の為にもはっきりさせておかねば成りません。 釣りと申しますのは水の中にいる魚を釣り針でだまし討ちにいたすものですから、おのずと魚の位置

    釣り師は好色でないと勤まらないのか! - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/12/02
    釣り師に男性が多いのはそれでですか!女性の私は、糸を垂らして待つばかりでした 笑。積極的に投げ釣りしておけば良かったなぁ。
  • 君さんは今日もめげずに自転車をこいでいる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺

    しばらく見ぬうちに思わぬ変化をしていると言う事は世の中に数あるものでございまして、よその子などこれはよっぽど引っ張り上げたに違いないと思わせるほど背が伸びたりしていて変貌を遂げておりますから、一寸の油断が大きな驚愕につながって参ります。 色の白い君さんは人より一寸立派な巨体を自転車に乗せてゆらりゆらりと現れて参ります。 サーカスの白熊が自転車乗りの芸をしているかのごとくですから、どこやらの国で作った安手の自転車などは気の毒なもので、何もあそこまで自転車いじめることもなかろうにと同情を買う始末と成っております。 君「浪士さんよう・どがなんかな」 浪「ほいきた、今日も自転車苛めに精が出るのお・ちったあ加減しちゃらんと自転 車の親が我が子が不憫じゃと泣いとるで」 浪「世間の宛がい扶持の冷や飯に漬けもんで青息よ・・君さんはどうな?」 君「そりゃぁあんたの努力が足らん、わしは朝新聞配って、ついでに

    君さんは今日もめげずに自転車をこいでいる - 備後「あこう浪士」  釣り場の周辺
    mshimfujin
    mshimfujin 2016/11/30
    自転車のキイキイした悲鳴が聞こえてきそうな…