1月18日、計8人の男を営利目的略取と監禁の容疑で逮捕したと京都府警が発表した。主犯格とされたのは大阪市の会社役員・杉山玲央(れお)容疑者(30)だ。 杉山玲央(自身のSNS) 社会部記者が解説する。 「昨年6月、杉山は自身が経営する大阪市のスポーツジムで、会員の男性が多額の暗号資産を所持していると耳にし、犯行を計画。ジムでトレーニング中の男性を車で連れ去り、滋賀や京都のゲストハウスなどに監禁。粘着テープで縛った上、『逃げたり、嘘をついたりしたら家族を殺す』と脅して頭部を踏みつけるなどの暴行を繰り返し、ビットコインなど仮想通貨の口座のパスワードを聞き出した。1億円以上に相当する暗号資産を奪っています」 監禁は20日以上に及んだが、男性は何とか自力で脱出。通行人に助けを求めたことで事件が発覚した。