マレーシア中部の漁村タンジュンカラン(Tanjung Karang)の市場で、捕れた魚の重量を測る人(2010年10月20日撮影)。(c)AFP/Saeed Khan 【11月12日 AFP】東南アジア海域での乱獲がガルーパやシーバスなどを苦境に立たせていると、専門家が警鐘を鳴らしている。 海洋科学者や漁業関係者によると、人気の魚種、特に大きく値が張る魚は、見境なく捕獲され、数が激減しているという。 マレーシア・ペナン(Penang)島の世界魚類センター(World Fish Center)のエドワード・アリソン(Edward Allison)氏によると、特に大型の魚種では交尾相手を見つけるのが困難になっており、長距離を泳いで探すことが強いられている。 原因の1つは底引き網漁だ。巨大で重たい網を海底に沈めるもので、網には大きな金属板やゴム製の車輪が付いている。海底で網が引きずられると、その