聖職者に愛国義務 強まる宗教「中国化」―習政権 2021年05月10日07時09分 中国のキリスト教聖職者たち=2018年12月、北京(EPA時事) 【北京時事】中国で宗教聖職者に「祖国への熱愛」を義務付ける新たな規則が施行された。規則は、習近平政権が掲げる「宗教の中国化の堅持」を改めて要求。共産党による宗教統制がさらに鮮明になり、イスラム教徒の少数民族ウイグル族や政府非公認のキリスト教会などへの迫害が一層強まりそうだ。 中国の宗教 1日に施行された宗教聖職者に関する規則は「聖職者は、共産党の指導や社会主義制度を支持しなければならない」と明記した。聖職者が「宗教の中国化を進める役割を果たす」ことも求めた。 習政権は、宗教団体が外国の組織やテロ集団と関わることを警戒してきた。これを反映した形で、規則は「宗教的過激思想や外国勢力の侵入への抵抗」を聖職者の義務に挙げた。 さらに、聖職者の禁止行為
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