■青い軍団終了の予感■ Great Hall of the People 人民大会堂 / INABA Tomoaki 昨秋の十八大(第18期中国共産党全国代表大会)で党の新人事が決まりましたが、17日に閉幕した全人代で国の新人事が固まりました。十八大で予想以上の大惨敗を喫した胡錦濤の共青団(中国共産主義青年団)グループ。一部メディアは「全人代で共青団系が巻き返し」というムードで報じていますが、名前だけ立派でも実験や上がり目がないポストに回された例が目立ちます。 というわけで、全人代の閣僚人事を分析してみましょう。 ■習近平の閣僚人事、目玉は周小川 2013年3月17日、両会が閉幕しました。中国政府の指導者が入れ替わる両会は10年ぶりです。閣僚は留任組が過半数。習近平も一期目はゆっくりと行きたいのだなとよく分かる人事でした。 留任組で目を引くのはやはり中国人民銀行総裁の周小川ですね。周は中央