腰を下ろした高齢の男性(2008年10月26日撮影、資料写真)。(c)FILIPPO MONTEFORTE / AFP 【11月27日 AFP】イタリアの人口が今後50年で20%減少するとの推計をイタリア国家統計局(ISTAT)が26日に発表した。同国の出生率は、長年にわたり欧州最低水準となっている。 ISTATは「イタリア人口の未来─居住者の減少、高齢者の増加、世帯数減」と題した報告書で、データは「危機的状況に陥る可能性」を示すものだと警鐘を鳴らしている。 推計によると、65歳以上が総人口に占める割合は現在の23.2%から増加し、2050年までに35%となる見通し。 ISTATは「年齢別人口の構成比はすでに高齢層に偏っており、この傾向が逆転する要因は今のところない」として、今後数年間で出生数が増加に転じる可能性はほぼないと指摘している。 イタリアの人口は、2020年1月の5960万人から
カモメを見る高齢者のカップル、仏パリで(2016年12月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/PATRICK KOVARIK 【5月4日 AFP】カナダ統計局(Statistics Canada)が3日、2016年の国勢調査の結果を発表し、65歳以上の高齢者数が14歳以下の子どもの数を初めて上回ったと明らかにした。平均寿命が伸びる一方で、出生率が低位にとどまっていることが理由という。 統計局によると、高齢者の数は2011~2016年で20%も増加したが、子どもの数は4.1%しか増えていない。これは他の多くの先進国と同様の傾向だ。 統計局は「2011年以降、65歳以上の人口が急激に増えたことで、2016年は高齢者の人口(590万人)が14歳以下の子どもの人口(580万人)を初めて上回った」と指摘。高齢者の増加率は「1871年以降で最も大きく、カナダで高齢化がより速いスピードで進んでいることを明
中国・北京で子どもに話し掛ける母親と祖母(2016年1月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRED DUFOUR 【10月17日 AFP】中国政府は昨年10月、人口減少と高齢化に対処すべく、これまでの「一人っ子政策」を廃止し、夫婦に2人目の子どもを持つことを認める「二人っ子政策」を導入した。だが短期間での人口増加は望めないとする英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジ(UCL)の研究員、テレーズ・ヘスケス(Therese Hesketh)氏らによる研究論文が14日、英医学専門誌ランセット(Lancet)に掲載された。 論文は、労働人口の減少と急速な高齢化に対する二人っ子政策の効果が実感できるまでには、少なくとも20年かかると結論付けている。 中国は1979年、人口の抑制を目的に一人っ子政策を導入。同政策は厳格かつ時には容赦なく施行され、1970年に5.9だった出生率は、1990年代後半に
政府は17日午前の閣議で、平成20年度版「少子化社会白書」を決定した。20年10月の人口推計で65歳以上の比率が22・1%に対し、0-14歳が13・5%と世界的にも少ないことを挙げ、「日本は世界で最も少子高齢化が進行している」と警鐘を鳴らした。また、16年12月に策定した5カ年の「子ども・子育て応援プラン」の達成度を振り返り、今年中に行う「少子化社会対策大綱」の見直しに反映させる方針だ。 小渕優子少子化担当相は17日の記者会見で「育児と仕事の両立が実現できず、厳しい数字が出ている。少子化問題の解決に男性の育児支援は欠かせないので、法改正や環境整備を大綱に盛り込みたい」と述べた。 白書では、生産年齢人口(15-64歳)が、20年の8164万人から67年には4595万人に減少し、高齢化率は40・5%に達すると指摘。中長期的な経済成長の基盤確保に向け、若者や女性、高齢者が労働市場に参加できる仕組
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