日経BP知財Awareness - 文科省，若手研究者養成を目指すイノベーション人材養成拠点を公表文部科学省は2008年５月22日に，「イノベーション創出若手研究人材養成」拠点として，京都大学をはじめとする10拠点を採用したと発表した。日本の今後のイノベーション創出を担う人材を育成する「若手研究者養成システム改革」プログラムの一環としての新しい施策である今回の発表は，文科省の2008年度（平成20年度）の科学技術振興調整費の各プログラムに採用した概要発表の１つである。 今回，イノベーション創出若手研究人材養成拠点に選ばれたのは，京都大，慶応義塾大学，北陸先端科学技術大学院大学，名古屋大学，早稲田大学，九州大学，東京工業大学，大阪府立大学，大阪大学，東京農工大学（発表順）の合計10校の大学院である（表）。各拠点は大学院博士課程コースで，博士号を目指す学生を”創造的な人材”に育成する“実践プログラム”を開発し教育する。これによって，異分野・融合領域での研究テーマに挑戦し，創造的な研究成果を
