アフガニスタン、ヘルマンド(Helmand)州Khanashin地区Habibullah村のケシ畑(2011年4月24日撮影)。(c)AFP/Bay ISMOYO 【5月3日 AFP】2001年の米同時多発テロ発生後、米軍主導のアフガニスタン攻撃が開始されてから10年近くが経つ。しかしケシ栽培は、巨額をかけた追放の取り組みにもかかわらず、多くの農民や旧政権勢力タリバン(Taliban)にとって依然、大きな資金源となっている。 ケシ栽培、そしてタリバンの活動が活発な南部カンダハル(Kandahar)州は今も襲撃事件や衝突が止まない。この州のマイワンド(Maywand)地区のある農民は「ケシは手間がかからず、水が少なくて済む上、(ほかの作物よりも)もっと儲かる。この地区の住民の8割はケシを育てているだろう。理由は明らか、簡単だからだ」と語った。 戦火で荒廃したアフガニスタンだが、ケシ栽培は世界