短答直入 円高や原燃料高など、企業の経営環境が厳しさを増すなか、日本を代表する企業のトップはどんな成長戦略を講じているのか。話題の企業の内実に鋭く切り込むインタビュー。 バックナンバー一覧 原田泳幸氏がトップに就任してから初となる新中期経営計画を発表した。2020年度の目標は売上高6000億円のうち海外比率を25%に引き上げ、利益を倍増させる内容だ。狙いを聞いた。 ──新中計のポイントはどういう点でしょうか。 ベネッセといえば「進研ゼミ」しか認知されていないのが現状ですが、社会人向けの英語教室や介護などさまざまな事業があります。海外でも幼児向け通信講座「こどもちゃれんじ」が成長路線に乗っている。こうしたゼミ以外の事業をいかに伸ばしていくか。教育から介護まで、お客さまに一生涯感謝される会社、それがベネッセだと認知されることを目指します。 ──経営方針の一つに「積み上がる経営」を掲げましたが、
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