![東芝を上場廃止にしなかった理事長の言い訳](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/97764d793d182e2b3acfcfc55e3fd06d6913e719/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkei.com%2Fatcl%2Freport%2F15%2F238117%2F110900063%2Ffb.jpg)
評論家の犬養道子さんが7月24日、亡くなりました。96歳でした。犬養さんは、「五・一五」事件で暗殺された犬養毅・元首相の孫で、世界の難民救済などに尽力する一方、自ら滞在した欧米での体験を描いた『お嬢さん放浪記』など多数の著作で知られています。 日経ビジネス編集部は2014年12月29日号で、『遺言 日本の未来へ』と題した特集を掲載しました。日本が戦後70年を迎えるにあたり、日本の経済的復興を目撃してきた戦前・戦中世代から、日本の未来へ「遺言」を託してもらう企画でした。その取材で、犬養さんにもお話を聞く機会を得ました。 犬養さんは当時93歳。体調が万全ではない中、ベッドに横になったまま取材に応じてくださいました。その際、五・一五事件を境に軍部独裁へと傾いていった当時の日本よりも、現代の方が息苦しいのではと、はっきりとした口調で問題提起していたことが印象的でした。 『遺言 日本の未来へ』では、
サムスン、アップルに次ぐ「スマホ大手」として知名度が高まった中国の華為技術(ファーウェイ)。本業の通信機器に加え、企業向け情報通信システムでもその地位を固めつつある。中国発グローバル企業の強さは、意外なほどのオープン性と独特のガバナンスに隠れている。 スマートフォン(スマホ)市場における利益ベースのシェアで、中国の華為技術(ファーウェイ)が米アップルに次ぐ2番手に──。 米調査会社のストラテジーアナリティクスは11月22日、今年7~9月のスマホメーカーの収益に関する調査結果を公表した。同社の分析によると、スマホメーカーが生み出した利益は世界全体で94億ドル(約1兆円)。うち91%はアップルで圧倒的だが、ファーウェイは韓国・サムスン電子を抜き2位につけた。 ファーウェイは2015年、出荷台数でも世界3位となっている。世界で1億台以上を出荷し、サムスン電子(約3億2000万台)、アップル(約2
ある有力予備校担当者の告白 「来ますよ。毎年たくさん来ます。入学試験を作ってくれないか、という依頼が」 ある有力予備校の担当者は、うんざりとした表情でこう告白する。この予備校は大学の業務の外部委託を引き受けてはいるが、入試問題の作成は、受けないことにしており、大学側にもそう伝えている。それでも毎年大学から依頼が来るという。 問題の作成が難しいなら、大学が作成した問題の事前チェックをお願いできないか、と頼まれる場合もあるが、それも事前に入学試験の問題を見てしまうことには変わりない。同予備校は「問題が漏えいした場合のリスクが大きすぎる」として断っている。「先日は『問題を10問作ってほしい。そこからこちらが勝手に3問選ぶ。それなら事前に知る確率も減るでしょ』と粘られたが、それでも断った」(担当者)。 問題作成を請け負っていることを明言している企業もある。著名な予備校講師だった古藤晃氏が設立した古
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