フランスのアルザス地方といえば、良質のワイン、数々の美食、カラフルな木造の家々、幻想的なクリスマスマーケット(参考:東京で開催されたマルシェ・ド・ノエル)と、のんびり過ごせる観光地としてのイメージが真っ先に浮かぶ。 アルザス最大都市のストラスブールから南へ30分のコルマール市も、まるで、おとぎ話に迷い込んだかのような中世の街並みが残る。ここは世界中からの観光客でにぎわい、日本人には宮崎駿の映画「ハウルの動く城」のモデルになった街としても知られている。 このコルマール市郊外に日本との学術的・経済的交流、そして若者の人的交流を促進し、アルザスの一般住民向けに文化的な催し(日本映画、写真、書道、伝統芸能など)を開催する非営利機関「アルザス・欧州日本学研究所(CEEJA)」があると知って、とても興味をそそられた。 ここでは、「ミスタージャパン」と地元で呼ばれるアンドレ・クライン所長を筆頭に、研究ス