国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(COP23)に、気候変動問題に関する宗教者からの声明を届けるため、自転車に乗って会場に向かう人々。左の男性は、フィジーから来たジェームズ・バグワン牧師。(写真:世界教会協議会=WCC / Sean Hawkey) ドイツ・ボンで開催中の国連気候変動枠組条約第23回締約国会議(COP23、会期:6日〜17日)に対して、世界教会協議会(WCC)、ルーテル世界連盟(LWF)、ACTアライアンス(プロテスタントの救援組織)の3団体は、各国政府による取り組みが遅れているとして懸念を表明した。WCCは120カ国340以上の教会や教派が加盟する世界組織で、加盟教会・教派に連なるクリスチャンは5億人を超える。 「公平な温暖化対策を遅らせてはなりません。気候変動問題を解決するには、世界は弱者に目を向けなければなりません」。WCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事はこ