東京国際フォーラムで31日に開催された「INTERNET Watch 10周年記念シンポジウム『インターネット Next Stage』」のセッション Part 2で、グーグル代表取締役社長の村上憲郎氏が登壇。「Google:これまでとこれから」と題し、検索サービスの現在、そして将来像を語った。 ● 最も優先度の高い利害関係者は“一般ユーザー” 村上氏はまず、コンピュータテクノロジー発展の推移の中で、Googleが目指す方向性を説明。「メインフレーム分野ではIBM、パソコンにおいてはマイクロソフトの存在が欠かせないと言われるように、インターネットと言えばGoogleと思い浮かべてもらえるようになりたい」と発言し、インターネット世界における圧倒的な存在感の確立のために、Googleは日々の業務を行なっている姿勢を示した。 それがどの程度達成できているかについて、村上氏は「世界におけるオンライン
前回は権利者側とメーカーの考えを簡単に見てきた。著作権者側の主張は、現在私的録音補償金の対象外であるiPodなどのハードディスクもしくはフラッシュメモリ内蔵型デジタルオーディオプレーヤーの利用が拡大して私的録音の主流になりつつあり、早急に対象にすべきというものだ。日本音楽著作権協会(JASRAC)では「このままでは、いずれは収入が事実上ゼロになってしまう可能性がある」と危惧する。 こうした権利者団体の主張に対してユーザーからは疑問の声が上がっている。そこで、さらに詳しく問題を見ていくために現状の問題点などについて、JASRACの泉川昇樹常務理事に伺った。 ● iPodの次は汎用機も!? ――まず、iPodを政令指定する要望を出した理由を教えていただけますか。 泉川氏 デジタルオーディオプレーヤーによる私的録音は、MDをはるかに上回る実態があります。現在の補償金制度の対象に加えていただくとい
「Interop Tokyo 2005」で9日、米Googleのプロダクトマーケティングマネージャーを務めるデイビッド・ベルコビッチ氏が「ユビキタス社会実現に向けたインターネット技術(The Internet Technology for the Ubiquitous World)」と題して基調講演を行なった。 ● 情報過多になったのはストレージメーカーのせい!? ベルコビッチ氏はまず、ユビキタス社会が進展している原因として技術革新があると指摘する。Interopが始まった1982年と比較すると、CPUの性能は1MHzから3.5GHzへ3,500倍の伸びを見せた。メモリ1MBあたりの価格は3,500ドルから11セントと3万分の1に下落。ディスク容量1MBあたりの価格に至っては1,200ドルから0.65セントと180万分の1に急落している。 「これはすごいことだ。ほかの分野で3,500倍も性
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