アプリケーションをリモートで使う機会が増すにつれ、パフォーマンスの低下、セキュリティの懸念など、さまざまな問題が顕在化している。こうした問題に合わせてネットワーク・アプライアンス製品も多様化している。製品導入に当たっては個別製品を逐次的に選定するのではなく、システム全体の拡張性や将来性も忘れないようにしたい。 シトリックスでは、L7スイッチ「NetScaler」を始めとするネットワーク・アプライアンス製品をラインアップしている。Citrix XenApp(Presentation Serverから名称変更。かつてのMetaFrame)やサーバ仮想化製品「XenServer」などの印象が強いため、ネットワーク・ハードウェアの存在理由が一見分かりにくいが、同社のコンセプトである“デリバリー・センター”という考え方に基づいて一貫した取り組みが行なわれているのだ。 同社では「アプリケーションをユー