国会図書館とグーグルのデジタルデータは 似て非なるもの ここまで「本」のデジタル化という表現をしてきましたが、そのデジタル化の具体的な内容については説明していませんでしたので、今回は「デジタル化の中身」を取り上げたいと思います。グーグルでのデジタル化と、現段階における国会図書館のデジタル化とはその実態においてかなりの違いがあるからです。 前回、国会図書館は約15万冊の蔵書のデジタル化を終え、今回の補正予算によって新たに75万冊の蔵書デジタル化を進める計画が進行中であることを説明しました。この国会図書館のデジタル化データは、現段階では全て画像となっています。「本」のページをスキャンしたイメージが画像データとして保存されている、ということです。もちろん、「本」のタイトルや著者名、発行年月日といった情報は別途デジタルデータ化され、画像データと関連付けて保存されています。国会図書館が提供してい
以前、クラウドの種類を表す一連の?aaSという言葉が乱造されているという話をしました。その後一時期は、ハードウェアに近いITリソースを使うIaaSと、ミドルウェアを含むプラットフォームを提供するPaaS、そしてアプリケーションのSaaSという3つに集約されるかと思われた時期もありました。 ところが、EC2やS3などコンピュータ資源を提供してIaaSと呼ばれていたAmazon Web Servicesも、SQS、SimpleDBなどミドルウェア的機能を含んできたせいか、最近ではPaaSと呼ばれるようになってきています。 また他のベンダーも仮想的なコンピュータ資源とミドルウェアを加えて提供する形態をつぎつぎに発表しはじめ、ベンダーが言い始めたか、メディアが言い始めたかはいろいろあるようですが、これらはすべてPaaSと呼ばれるようになってきています。 このままだとクラウドはSaaSとPaaSの2
5月にはビジター数の増加が止まったかのように見られた Twitter でしたが、最近の調査により、6月に入って再びビジター数を伸ばしているという報道が流れています。その勢いを象徴するかのように、意外な分野からの参入が続いている様子。例えばイギリスでは、ついにこんな組織までがつぶやき始めました: ■ The royal family's Twitter feed: One is confused (CNET) 英国王室が公式アカウント"BritishMonarchy"を設置したことについて。残念ながら女王陛下が「バッキンガム宮殿なう」とつぶやくわけではなく(まぁ当然ですね)、王室関連ニュースをRSS代わりに配信するといった感じのようです。一方の日本では、というと: ■ Twitter(ツイッター)はじめました (青森県庁ホームページ) これは多くの方々にとって予想外だったのではないでしょうか
インターネットはすでに世界中の15億人を相互に結びつけていますが、同時に、書籍、車、食品といった「モノ」も、インターネットに結びつくようになってきています。このような、すべてのものがインターネットでつながり得る時代において、EUが先導的役割を果たし、その進歩を活用していくと同時に、プライバシー、セキュリティ、個人情報保護といった、問題になるおそれのある事項に適切に対応していくべく、EUが2009年6月18日、なすべき14の事項を定めたアクション・プラン“Internet of Things”を発表しました。この中では、標準化、RFIDについても述べられています。 Internet of Things — An action plan for Europe http://ec.europa.eu/information_society/policy/rfid/documents/commio
最近1ヶ月くらい、お家で空き時間を見つけつつやっていたのが、お家のIPv6化でした。 (追記:書いてしまった後、ひょっとしたら誤解を引き起こす恐れがあることに気づきましたが、ここで「IPv6化」と言っているのは、「IPv4をかなぐり捨ててIPv6だけで生活する」ではありません。IPv6にも対応してデュアルスタック化する、という意味でした。) まだまだ、ISPからIPv6をネイティブでもらえるというケースは少なく、特に個人宅へというケースはほとんどないと思います。というわけで、今回IPv6のコネクティビティをもらったのは、トンネリングです。IPv6 over IPv4、という感じです。実験的にやっている業界同僚のエンジニアにお願いしてトンネルの設定をしてもらって、IPv6のアドレスもちょっと(といっても膨大な数)分けてもらいました。-- こればかりは、自分の社団で分けているからと言って、そこ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は7月14日、企業のビジネスインテリジェンス(BI)活用を支援するためのコンサルティングサービスの提供を開始すると発表した。導入の計画立案から導入後の活用までを包括的に請け負い、基盤となるハード、ソフトのほか、さまざまなサービスも扱うことにより、BIの全体最適化を促進するBIソリューションを提案する。主として、大手企業に照準を合わせ、BI領域の事業拡大を図る。 今回の新サービスは基本的に、「BI戦略と管理サービス」「エンタープライズデータ管理サービス」「パフォーマンス管理と分析サービス」の3つから構成されている。 「BI戦略と管理サービス」は、企業の全社的なビジネス戦略に準じるとともに、ビジネス部
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本IBMは7月14日、企業の社内クラウドやデータセンターにおいて、設置から数日でクラウド環境を利用可能とする、ソフト、ハード、サービスを統合したソリューション製品「IBM CloudBurst(クラウドバースト)V1.1」を発表した。提供開始は8月18日の予定。 CloudBurst V1.1は、IBMが6月に発表した、クラウドコンピューティング向けの製品・サービス群における新ブランド「Smart Business」に属する製品として提供される。Smart Businessブランドは、サービス群である「Smart Business Services」と製品群の「Smart Business Systems」から構成されるが、「IBM
3GやWi-Fiネットワークに接続したiPhoneを、オンラインストレージやサーバとして利用可能にする「ServersMan」が注目を集めている。ServersManの特徴を一言で表すと「電源不要の超小型モバイルサーバ」。画期的なサービスだが、フリービットは“まだ発展途上の段階”としており、今後さまざまな新機能を追加する予定だ。 2009年7月14日現在、iPhone向けに配信されている「ServersMan」のバージョンは「2.0.1」。トップ画面(左)とストレージ内のデータ一覧(右) ServersManを“USBメモリ”として活用する 佐藤氏は、ServersManの発想の原点は「(フリービットの子会社である)DTIが1998年当時使っていたWebサーバにあった」と振り返る。当時のWebサーバは今のサーバと比べると非常に非力で、ハードウェアスペックは現在のスマートフォンよりも低かった
ソフトバンク クリエイティブとハーレクインが7月14日、iPhone/iPod touch向け電子コミックアプリ「ハーレクインコミックス マガジン」の配信を開始した。価格は無料。 すでにApp Storeで配信している、ハーレクイン恋愛小説を電子コミック化したタイトルの中から、選りすぐった作品を全11回の連載形式で配信するのが特徴。データは毎週火曜日に更新され、1号あたり最大4作品が楽しめる。 創刊号では「夜は別の顔」第1話、「せつない秘密」第1話を収録。7月21日に配信予定の第2号では「夜は別の顔」第2話、「せつない秘密」第2話を収録予定で、7月28日には第3号として「夜は別の顔」第3話と「せつない秘密」第3話を配信する。8月4日の第4号は「夜は別の顔」第4話と「せつない秘密」第4話に加えて、「運命のお相手は?」第1話と「仮面の花嫁」第1話を配信。さらに8月11日配信予定の第5号では「夜
(1)レーザーディスク(LD)プレーヤーの生産が終了(カレントアウェアネス・ポータル 2009/1/14) http://current.ndl.go.jp/node/11377 (2)レーザーディスクプレーヤー生産終了のお知らせ - パイオニア株式会社 http://pioneer.jp/press/2009/0114-1.html (3)レーザーディスク生産終了 パイオニア、部品調達困難で - ITmedia News http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/14/news084.html (4)LDの生産が全世界で終了。最終プレスは川中美幸 ニュース-ORICON STYLE- http://www.oricon.co.jp/news/ranking/44602/ (5)朝日新聞 ・さらばレーザーディスク パイオニア、ついに撤退 200
先週、ドコモからHT-03AというAndroid端末が発売されました。これにより、サーバやデスクトップだけでなく、携帯電話でもオープンソースソフトウェアの恩恵がうけられるようになりました。スマートフォン端末ではiPhoneという優れたプロダクトが先行しているのですが、オープンソースで開発がしやすいAndoroid端末には、また違ったさまざまなアプリがたくさん出てくると思われます。私はまだ入手していないですが、いずれはi-mode端末から乗り換えるつもりでいます。しかし、携帯オープンソースプラットフォームの勃興期と言うことで、やはりというかなんというか、早速ライセンス周りのトラブルが起きているようです。どうも(株)エクスプレッソという会社の、お宿ナビというソフトウェアが、宿ろいどをまるっとそのまま流用して、その旨なにも書かれない上でリリースされていたらしく、宿ろいど側の作者さんが腹を立ててい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く